食事の際、咀嚼回数を増やすことによって得られるメリット

「ご飯はよく噛んでから食べなさい」
子どもの頃、このように親御さんから言われて育ったという方も少なくないと思います。
では、食事において咀嚼回数を増やすことには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここからは、さまざまな角度からメリットについて解説します。

ダイエット効果が期待できる

食事の際、咀嚼回数を増やすメリットとしては、まずダイエット効果が挙げられます。

例えば、ラーメンやうどんなどの麺類は、ズルズルとすすりながら食べるため、あまり咀嚼されないことが多く、ついたくさんの量を食べてしまいがちです。
このとき、意識して咀嚼回数を増やすことで、脳の満腹中枢が刺激されるため、以前より少ない量でも満腹感を得ることができます。

もちろん、こちらは麺類以外のものを食べるときにも当てはまるため、体形や内臓のことが気になる方は、多めに咀嚼することをおすすめします。

虫歯予防になる

食事の際、咀嚼回数を増やすことのメリットには、虫歯予防になることも挙げられます。

ものを噛んでいるときは、普段より多めに唾液が分泌されます。
こちらは、唾液に食べ物を消化する消化酵素が含まれていることから、消化をサポートするために多く分泌されると考えられています。

また、唾液の分泌量が多くなると、口内の歯垢や細菌が洗い流されるため、必然的に虫歯のリスクは低下します。
逆に、咀嚼回数や唾液が少なくなると、食べカスが口内にとどまり、やがて歯垢や歯石、虫歯へと変わってしまいます。

その他のメリットについて

胃の負担が軽減されることも、咀嚼回数を増やすメリットの1つです。
こちらは、食べ物をしっかり咀嚼することで、細かい状態となって胃に運ばれるのが理由です。

また、胃に入った食べ物は、その後腸で吸収されますが、しっかり咀嚼されている食べ物は、こちらの吸収における効率も良くなります。

その他、咀嚼回数を増やすことは、うつ病にも効果があると言われています。
うつ病の方は、セロトニンという神経伝達物質がうまく分泌されていないことが多いですが、しっかりと食事の際に咀嚼することで、こちらの分泌量は増加します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・咀嚼回数を増やすと脳の満腹中枢が刺激されるため、ダイエット効果につながる

・咀嚼回数を増やし、唾液の分泌量が多くなると、虫歯のリスクは低下する

・胃の負担が軽減されることも、咀嚼回数を増やすメリット

・咀嚼回数が多いとセロトニンの分泌量が増え、うつ病が改善されることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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