上下左右の歯の一番奥に生える“親知らず”は、放置すると虫歯や歯周病、感染症などの原因となるため、なるべく早く歯科クリニックで抜歯しなければいけません。
また、親知らず抜歯後は、さまざまな注意点を押さえた上で生活する必要があります。
今回はこちらの注意点について詳しく解説します。
親知らず抜歯後の食事における注意点
親知らず抜歯後は、丸2日程度痛み、腫れといった症状が出ます。
何もしなくても辛いくらい、強い痛みを伴うこともあるため、食事の際はできるだけ抜歯していない方の歯を使用しましょう。
また、抜歯直後にアルコールを摂取したり、辛み成分が強いものを食べたりすると、血行が良くなり、患部の出血が止まりにくくなるため、こちらはおすすめできません。
その他、極端に熱い食べ物、硬い食べ物なども、抜歯した部分を傷つける可能性があるため、避けるのが無難です。
親知らず抜歯後の歯磨きにおける注意点
親知らず抜歯後に患部を磨く場合には、とにかく歯ブラシを優しく当てることを心掛けましょう。
そこまで毛先が強く当たっていなくても、ゆっくり丁寧にブラッシングをすれば、十分プラークは落とすことができます。
また、歯磨き後のうがいに関しても、ブラッシング同様優しく行うことをおすすめします。
“グチュグチュ”と強めにうがいをしてしまうと、せっかく血が固まり、塞がりかけていた患部から再び出血する原因となります。
5秒ほど軽く口内をゆすぎ、歯磨き粉の成分を少し残すくらいで十分です。
その他の注意点
親知らず抜歯後におけるその他の注意点としては、基本的に安静にしておくということが挙げられます。
激しい運動をすると、血行促進から患部回復の遅れにつながってしまいます。
そして、長時間湯船に浸かることも、同様の理由で避けるようにしましょう。
特に抜歯当日は、シャワーで入浴を済ませることをおすすめします。
また、抜歯後の生活においては、なるべく喫煙も避けるべきです。
タバコは毛細血管を収縮させ、治癒を遅延させると言われています。
その他、痛みが継続する原因ともなり得るため、患部の痛みや腫れ、出血が完全に引くまでは控えましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・親知らず抜歯後は丸2日程度、痛みや腫れなどの症状が出る
・親知らず抜歯後の食事では、アルコールや辛いものなどを避けるべき
・親知らず抜歯後の歯磨きにおける注意点は、とにかく優しくブラッシング、うがいをすること
・激しい運動や長時間の入浴も、親知らず抜歯後は避けた方が良い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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