虫歯を予防するために実践したい舌の運動について

もっとも基本的な虫歯の予防法は、何といっても歯磨きです。
しかし歯磨きをするには、歯ブラシや歯磨き粉、水、コップなどが必要であり、基本的には自宅で行う人がほとんどです。
もっと、場所を選ばず、どこでも実践できる予防法は無いのでしょうか。
今回は、簡単に虫歯を予防できる“舌の運動”について解説します。

虫歯を予防できる舌の運動とは?

虫歯の予防法として実践したい舌の運動は、“殺菌ベロ回し”と呼ばれています。
詳しく言うと、口内で舌をゆっくり回すことにより、唾液の分泌量を増やし、自浄作用を高めるというものです。

もちろん、道具は一切必要ありません。
自宅や学校、勤務先など、さまざまな場所で好きなときに実践できます。

具体的な方法

虫歯を予防できる舌の運動は、以下の流れで行います。

・舌を伸ばし、歯茎の表面を右上から右下までゆっくり舐めるように回す
・右下で折り返し、右上まで舌を戻す
・歯茎の裏側を左下から左上までゆっくり舐めるように舌を回す
・左下で折り返し、歯茎の表面を左上から左下までゆっくり舐めるように舌を回す
・舌で上顎の左右の歯に触れる(3秒間)
・舌で下顎の左右の歯に触れる(3秒間)

これらの動きをするだけで、唾液の分泌量はかなり増加するでしょう。
唾液が増加し、自浄作用を高めることができれば、必然的に細菌などが洗い流されやすくなるため、虫歯になりにくい口内環境が整います。

虫歯を予防できる舌の運動のポイント

前述した舌の運動は、1セット1分ほど時間をかけて、ゆっくりしっかり実践するのがポイントです。
早すぎると、十分に唾液が分泌されません。

そして、1日1回ではなく、1セット×3回、つまり毎食後に必ず行うのも重要です。
こうすることで、なかなか時間をかけて歯を磨けない方であっても、虫歯のリスクを効果的に軽減させることができます。

その他、しっかりと歯茎の表面、裏側に舌が沿うように、口を閉じた状態で行うのもポイントです。

最近のコロナ禍に伴う自粛生活では、会話が少なくなることで唾液の分泌量が減ったり、人に会う機会が少ないからと歯磨きを怠っていたりする方も少なくありません。
よって、歯のケアを怠っているという自覚のある方は、すぐにでも採り入れてみてください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯を予防できる“殺菌ベロ回し”は、口内で舌を回して唾液の分泌量を増やすもの

・1セット1分程度の時間をかけて、ゆっくり行うのがポイント

・1日3回、毎食後に行うことで、虫歯の予防効果はさらにアップする

・しっかりと歯茎の表面、裏側に歯が沿うように、口を閉じて行うのもポイント

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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