【和光で矯正】小児矯正における抜歯のメリット・デメリット

小児矯正と言えば、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などが代表的であり、これらは歯を削ったり、抜いたりするものではありません。

一方、小児矯正では、場合によっては抜歯が行われることもあります。

今回は、抜歯が必要なケースと、実施することのメリット・デメリットについて解説したいと思います。

小児矯正で抜歯が必要なケース

小児矯正で抜歯が必要になるケースとしては、まず歯を並べるスペースが足りないということが挙げられます。

顎に十分な広さがないと、歯を並べるスペースが不足するため、矯正治療は難しくなります。

もし、スペースがない状態で無理に矯正を進めてしまったら、噛み合わせに支障が出たり、歯茎が下がったりといったトラブルにつながります。

また、上顎と下顎の噛み合わせが悪い場合、抜歯をせずに矯正治療を行うと、歯並びが良くならないどころか、口を自然に閉じることができなくなります。

このようなケースでも、抜歯が必要です。

小児矯正の抜歯におけるメリット

小児矯正の一環として抜歯を行うメリットは、スペースを確保することにより、しっかりと前歯を後方に送ることができるという点です。

そのため、口元の出っ張りなど、横顔が気になる場合は、抜歯ありの小児矯正をおすすめします。

また、歯の間のスペースをつくる方法はいくつかありますが、抜歯以外の方法は満足にスペースが得られなかったり、十分なスペースを得るためにとても時間がかかったりする可能性があります。

一方、抜歯矯正は短期間で終了するケースも多く、全体的な子どもの身体の負担を減らすことにつながります。

小児矯正の抜歯におけるデメリット

小児矯正の抜歯におけるデメリットは、やはり子どもが抜歯に対し、大きな恐怖心を抱くという点です。

また、抜歯を行った後には、患部に腫れや痛みが出ることも多く、こちらも子どもにとっては苦痛になります。

その他、抜歯後は顎関節症や頭痛、咀嚼力の低下といった症状が見られることもあり、これらは子どもにとって大きなストレスになるだけでなく、また別の治療を受けなければいけなくなることにもつながりかねません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯を並べるスペースが足りない場合、上下の顎の噛み合わせが悪い場合は、小児矯正で抜歯が必要になる

・小児矯正の抜歯は治療の効果アップや、治療期間の短縮化などにつながる

・抜歯は子どもにとって恐怖心の強いものであり、腫れや痛みも出やすい

・抜歯をすることで、顎関節症や咀嚼力の低下などが起こる場合もある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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