セレック治療は、コンピューター制御により、自動的にセラミックの詰め物や被せ物を作製できる治療です。
こちらには、作製の効率性や、一般的なセラミックと比べたときの金額の手軽さといったメリットがありますが、見た目に与える影響も大きいです。
今回は、セレック治療における見た目のメリットを3つほど解説します。
自然な仕上がりになる
前歯を保険診療の銀歯にした場合、口を開けたときに見える表面部分のみ、レジンという素材が張り付いているため、白くなっています。
しかし、レジンはややマットな色合いであり、数年経つと徐々に変色するため、左右に並んでいる歯との差が目立ってきます。
一方、セレック治療で使用するセラミックは、補綴物全体が白くなります。
セラミックの素材は陶器であり、透明感があるため、天然の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりです。
金属が見えない
保険診療の銀歯では、金銀パラジウム合金やアマルガムといった金属の歯科材料が使用されます。
こちらは、笑ったときや口を開けたとき、金属が見えて気になるという悩みにつながりやすいです。
その点、セレック治療では、このような金属を一切使用しないため、見た目を気にして笑うのをためらったり、話すときに口元を隠したりする必要がなく、自分に自信を持つことができます。
もちろん、金属アレルギーを発症することもないため、歯茎などの歯周組織における腫れ、赤みといった病変が目立つ心配もありません。
変色しにくい
セレック治療で使用するセラミックの補綴物には、変色がしにくいというメリットもあります。
金属製の詰め物や被せ物は、歯茎と接触する部分が変色することがあります。
こちらは、メタルタトゥーと呼ばれる症状であり、口内で金属が溶け出し、触れている歯茎の色を変化させることで発症します。
一方、セレック治療のセラミックでは、このように金属が溶け出す心配はなく、必然的に変色を防ぎやすくなります。
ちなみに、歯に付いたプラークや歯石が見た目を悪くすることもありますが、セラミックはこれらも付着しにくく、あらゆる角度から着色を防止できます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・セレック治療で使用するセラミックは透明感があり、天然歯と見分けがつかないほど自然な見た目になる
・セレック治療では金属を一切使用しないため、外部から金属部分が見える心配がない
・セレック治療で使用するセラミックは、歯石やプラークが付きにくく、メタルタトゥーもリスクもない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。