【和光の歯医者】妊娠中の歯科治療における3つの注意点

妊娠中の歯科治療は、一般的に安定期(16週~)に入ってから行うことが可能です。

こちらの時期であれば、極力リスクを減らしながら治療できます。

ただし、安定期での治療だからといって、100%安全であるとは限りません。

ここからは、妊娠中の歯科治療における3つの注意点について解説します。

麻酔における注意点

妊娠中、歯科クリニックで治療を受ける際には、麻酔を打つこともあります。

歯科クリニックで採用されている局所麻酔は、薬液の使用量も少なく、注射をしたその部分で分解されてしまうため、胎児への影響を心配する必要はありません。

ただし、局所麻酔でアレルギーを起こしたことがある方は、母子ともに何らかの影響が懸念されるため、前もって医師に伝えてください。

また、麻酔によって気分が悪くなった場合も、遠慮なく伝えることをおすすめします。

投薬における注意点

化膿止めとしてよく処方されている抗菌薬(抗生物質)の中には、以下のようなものがあります。

・ペニシリン系(パセトシン、ペングット)
・セフェム系(セフゾン、フロモックス)
・マクロライド系(クラリスロマイシン、ジスロマック)

これらの抗菌薬は、妊娠中でも比較的安全に使用できるとされています。

また、同じようによく使用される解熱鎮痛薬では、カロナール(アセトアミノフェン)が胎児への影響も報告されておらず、安全性はある程度保証されています。

しかし、カロナールは抗炎症作用が少なく、解熱鎮痛作用も比較的弱い薬剤であり、母子への影響を軽減できるものの、歯科治療における負担は少し大きくなるかもしれません。

医師への事前報告について

妊娠中に歯科治療を受けるのであれば、事前に妊娠中であることを医師に伝える必要があります。

こうすることで、妊婦さんが使用しても大丈夫な薬剤を使ったり、短時間で済む処置を行ったりと、母体に配慮した治療が行われます。

また、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症、貧血、お腹の張り、薬のアレルギーなどで、産科の主治医から注意をされていることがあれば、こちらも必ず歯科クリニックの医師に伝えます。

事前に伝えておけば、歯科と産科が連携を取って治療を進めてくれます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・局所麻酔は薬液の使用量も少なく、すぐに分解されるため、胎児への影響は少ない

・麻酔のアレルギーを持っている場合、体調不良の場合は、すぐに医師に伝える

・妊娠中でも安全に服用できる解熱鎮痛剤は、抗炎症作用や解熱鎮痛作用があまり高くない

・妊娠中であること、妊娠に伴う症状が出ていることは、必ず医師に事前報告すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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