【和光の歯医者】ホームホワイトニングの意外なメリットとは?

ホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースと薬剤を使用して行うホワイトニングです。

また、こちらのよく知られているメリットとしては、どこでもホワイトニングができる点、何度も通院しなくて良い点が挙げられますが、他にもメリットはあります。

今回は、ホームホワイトニングの意外なメリットを解説します。

知覚過敏になりにくい

ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べて知覚過敏のリスクが低いです。

歯科クリニックで受けるオフィスホワイトニングの場合、過酸化水素という成分が薬剤として使用されますが、ホームホワイトニングは過酸化尿素が主成分です。

過酸化尿素は、過酸化水素よりも効果が緩やかであり、安全性も優れています。

つまり、ホームホワイトニングの方が即効性は低いものの、口内に与える刺激が少ないことから、知覚過敏を引き起こしにくいということです。

適応できる症例が多い

オフィスホワイトニングは、歯科クリニックで専用の機器を使用した光の照射を行います。

しかし、紫外線によって身体が過剰な反応を起こす光線アレルギーの方は、基本的にこのような照射を行うことができません。

また、オフィスホワイトニングでは口を開けるための器具が使用されますが、歯並びが悪い方や口が小さい方などは、こちらの器具を使用しても口が十分に開けられない可能性があります。

一方、ホームホワイトニングであれば、光の照射もありませんし、大きく長時間口を開ける必要もありません。

そのため、適応できる症例は多いです。

奥歯もキレイに白くできる

歯に光を照射して白くするオフィスホワイトニングは、とても効果が出やすいですが、すべての歯にまんべんなく光を当てるのが難しいです。

特に、奥歯については、他の歯に比べて光の照射量が弱く、ホワイトニングの効果が十分に出ない可能性があります。

もちろん、奥歯だけ効果が出ないと、全体的に見て違和感のある口内になります。

これに対し、ホームホワイトニングはマウスピースに薬剤を塗布し、口内に装着するという方法であるため、光を当てるのが難しい奥歯についても、キレイに白くできます。

色戻りしにくい

ホームホワイトニングには、色戻りしにくいというメリットもあります。

ホームホワイトニングは低濃度の薬剤を使用し、歯の内側からゆっくり時間をかけて白くするため、色戻りしにくいと言われています。

オフィスホワイトニングの持続期間が3~6ヶ月程度であるのに対し、ホームホワイトニングは1~2年は白さをキープできます。

もちろんメンテナンスを徹底すれば、さらに白さを維持することも可能です。

長期的に見ると費用が安い

ホームホワイトニングは、長期的に見るとオフィスホワイトニングよりも費用が安いです。

ホワイトニングでは、初回に歯科クリニックにて患者さん専用のマウスピースを作製しますが、マウスピースは一度つくってしまえば何度でも再利用が可能です。

つまり、2回目以降のホームホワイトニングでは、前回作製したマウスピースを使い続けられるということです。

そのため2回目以降に必要な費用はホワイトニング剤の費用だけとなり、大幅にコストを抑えられます。

ホームホワイトニングのデメリットは?

ホームホワイトニングのデメリットは、効果を実感するまでに時間がかかる点や、患者さん自身で管理する必要がある点です。

ホームホワイトニングは、歯の内部に浸透するように少しずつホワイトニングジェルを反応させるため、白さを実感するまでに平均で2週間~1ヶ月程度かかります。

そのため結婚式や就職など目的が決まっていて、残された期間が少ない場合には、オフィスホワイトニングを受けるのがおすすめです。

またホームホワイトニングは、1日数時間マウスピースを装着しますが、効果を実感するにはしっかり患者さん自身で管理しなければいけません。

マウスピースの違和感に耐え切れず、装着時間が短くなってしまうと、思うような効果は得られない可能性があります。

ホームホワイトニングを受けられない人もいる

ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングとは違い光を照射しないため、光線アレルギーの方でも施術を受けられます。

その他、過酸化水素を分解できない無カタラーゼ症の方でも、ホームホワイトニングであれば受けることが可能です。
なぜなら、ホームホワイトニングでは過酸化水素ではなく、過酸化尿素が含まれた薬剤を使用するからです。

しかし極端に歯並びが悪い方や、虫歯がある方などは、基本的にそのままの状態でホームホワイトニングを行うことはできません。
治療を受けてからホームホワイトニングに移るため、通常よりも開始時期が遅くなってしまう可能性があります。

またホームホワイトニングはさまざまな症例に適用できますが、ホワイトニング効果が得られるのはあくまで通常の天然歯のみです。
人工物や被せ物、神経を除去した歯などには効果がないため、注意してください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べて知覚過敏のリスクが低い

・ホームホワイトニングであれば、光線アレルギーや口を長時間開けるのが難しい方でも受けられる

・オフィスホワイトニングでは光を当てにくい奥歯も、ホームホワイトニングならキレイに白くできる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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