【和光で矯正治療】矯正治療中に口内炎ができる主な理由について

矯正治療の最中は、食事が摂りにくくなったり、発音がしにくくなったりと、どうしても日常生活には影響が出てしまいます。

また、矯正治療中には、口内炎を発症するリスクも高いと言われています。

ここからは、矯正治療中に口内炎ができる主な理由について解説したいと思います。

矯正器具が当たる

矯正治療では、ワイヤーなどのさまざまな器具を使用しますが、これらが舌や口の粘膜に当たって傷つくと、その部分が口内炎になることがあります。

こちらは、カタル性口内炎と呼ばれるもので、特に矯正治療を始めたばかりの頃に起こりやすいです。

具体的な症状としては、舌や口の粘膜が部分的に赤く腫れたり、水膨れができたり、腫れた部分が熱を持ったりします。

また、唾液の量が増え、粘り気が強くなることや、味覚を感じにくくなることも、カタル性口内炎の特徴です。

ストレス

冒頭でも触れたように、矯正治療中は食事や会話など、日常生活に支障をきたすことがあります。

このような状況が続くことにより、ストレスが溜まり、口内炎を引き起こすことも考えられます。

ストレスが溜まっているときは、免疫力が低下しやすくなり、アフタ性口内炎を発症しやすくなります。

また、睡眠不足であったり、体調が悪かったりする場合は、矯正治療によるストレスと相まって、よりアフタ性口内炎のリスクが高くなるため、注意が必要です。

ちなみに、アフタ性口内炎になると、患部の表面が白もしくは黄色の膜で覆われ、周りが赤く変色します。

栄養不足

矯正治療中は、食事内容に制限が出ることがあります。

マウスピース矯正のように、器具を取り外すことができるものであればまだ良いですが、ワイヤー矯正などの固定式の矯正器具を用いる場合、基本的には柔らかく挟まりにくいものをチョイスすることになります。

しかし、だからといって、同じものばかり食べていると、栄養バランスが偏ってしまい、ビタミンが不足することから、口内炎の発症につながります。

そのため、矯正治療中であっても、ある程度野菜や肉などバランスの良い食生活を送る必要があります。

口内環境の変化

矯正治療中は口内環境が変化しやすく、これが口内炎の発症につながることもあります。

矯正治療を開始すると、唾液の分泌量が減少したり、食べカスが装置に付着したまま残りやすくなったりします。
そのため、口内が乾燥したり細菌が繁殖しやすくなったりするため、口内炎ができやすくなります。

特にワイヤー矯正など固定式の矯正装置を使用する方法の場合、丁寧にブラッシングをしなければ口内炎のリスクは高くなります。

ワイヤー矯正の場合、ブラケットと歯の境目などに食べカスが残りやすいため、毎食後ブラッシングをすることが望ましいです。

金属アレルギー

矯正治療では、ニッケルやクロム、コバルトといった金属が使用されることがあります。
こちらは歯に直接装着するブラケット、歯を動かすワイヤーに用いられることが多いです。

またこれらの影響により、金属アレルギーを起こしてしまうと、口内炎ができる可能性があります。
このような口内炎はアレルギー性口内炎と呼ばれるもので、金属と触れている部分やその周囲が赤く腫れるのが特徴です。

症状がひどい場合は、口内やその周辺だけでなく、手足が腫れたりかゆくなったりするケースもあります。

矯正治療中に口内炎ができた場合の対策

矯正治療中に口内炎ができてしまった場合は、矯正用ワックスを使用することをおすすめします。

矯正用ワックスは、装置が粘膜に触れる部分に塗布することで、摩擦を減らし痛みを抑制できるというものです。

また市販されている薬で治療することにより、自然治癒を待つよりも早く回復することがあります。
市販薬は軟膏タイプや貼るタイプ、スプレータイプなどに分かれますが、一般的には軟膏タイプ、触れると痛い場合は貼るタイプもしくはスプレータイプがおすすめです。

対策を取ってもなかなか口内炎が治らない場合は、一度歯科クリニックの医師に相談しましょう。

矯正治療中の口内炎を予防する栄養素

矯正治療中の口内炎を予防するには、日々の食事でさまざまな栄養素を摂取しなければいけません。
具体的にはビタミンB群やビタミンC、鉄分や亜鉛などを積極的に摂取しましょう。

ビタミンB群は口内の粘膜を健康に保つために必要な栄養素で、牛乳や卵などに含まれるビタミンB2、肉やバナナなどに含まれるビタミンB6が代表的です。

またビタミンCは抗酸化作用があり、傷の治りを早めてくれます。
こちらはオレンジやレモン、ブロッコリーなどに多く含まれます。

さらに鉄分不足も口内炎の原因の一つであるため、赤身の肉やレバー、ホウレンソウなどから摂取しましょう。

その他、免疫機能を維持し、口内の粘膜を保護する役割のある亜鉛も効果的です。
亜鉛は牡蠣や牛肉、卵やナッツなどに多く含まれています。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・矯正器具が舌や口の粘膜に当たることにより、カタル性口内炎を引き起こすことがある

・カタル性口内炎は赤みや腫れ、水ぶくれだけでなく、唾液や味覚の変化にもつながる

・矯正治療によってストレスが溜まると、アフタ性口内炎のリスクが高まる

・矯正治療中に栄養バランスが偏ることも、口内炎の発症につながる原因の一つ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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