口内炎ができると、食事や発音などに支障をきたします。
また、歯科クリニックでは、口腔外科治療の一環として、口内炎治療を行っていますが、口内炎ができやすい方は、何度も歯科クリニックに通わなければいけません。
今回は、口内炎を発症しやすい方の主な特徴について解説します。
口内環境が悪い
きちんとブラッシングができていなかったり、日頃からストレスが溜まっていたりする方は、口内炎のリスクが高いです。
例えば、毎日ブラッシングをしていない場合や、過度なブラッシングで頬や歯茎を傷付けている場合は、細菌の増殖や口内のキズが口内炎の発症につながります。
また、唾液には自浄作用といって、口内を清潔に保つ働きや、抗菌作用という細菌から守る働きなどがありますが、緊張やストレスによって交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減少し、口内炎ができやすい口内環境がつくられます。
食生活が乱れている
食生活の乱れも、口内炎とは密接な関係にあります。
例えば、普段コンビニ飯が多い方は、おにぎりやパスタなどの炭水化物の摂取量が多くなり、ビタミンが不足しがちになります。
特にビタミンB2には、粘膜を保護する働きがあるため、口内炎を予防するにはぜひ摂取したい栄養素です。
また、過度な飲酒があると、アルコールを分解するために大量のビタミンB群が消費されるため、こちらは口内炎を予防したい方にとっては良くない生活習慣だと言えます。
ちなみに、口をつけて飲んだペットボトル飲料を数時間放置すると、飲料内で細菌が繁殖します。
こちらを再度飲むことで、口内細菌の増殖につながり、口内炎ができてしまうこともあります。
噛み方や歯並びに問題がある
何度歯科クリニックで治療しても、毎回同じところに口内炎ができるという場合は、食べ物を咀嚼するときの癖や、歯並びなどに問題がある可能性があります。
また、入れ歯や歯の治療を行った直後にズレが生じている場合、入れ歯や被せ物を長年使用しているにもかかわらず、定期的に歯科クリニックに通っていない場合なども、頬の内側や舌の粘膜を刺激し、口内炎ができてしまう原因になります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・不適切なブラッシングや唾液の減少は、口内炎発症のリスクを高める
・日々の食事でビタミンB2が不足することでも、口内炎は発症しやすくなる
・過度な飲酒は、アルコールの分解でビタミンB群を大量に消費するため、口内炎につながりやすい
・噛み方や歯並びの問題も、歯周病ができやすくなる原因の一つ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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