小児矯正は、子どもの頑張りや協力がなければ、思い通りの結果を得ることができません。
また、小児矯正にも向き不向きが存在し、ある程度性格の条件をクリアした子どもでなければ、スムーズに継続するのが難しくなります。
今回は、小児矯正に向いている子どもの性格について解説したいと思います。
辛抱強い
小児矯正をスムーズに行える子どもの性格としては、まず辛抱強いということが挙げられます。
小児矯正を行う場合、何ヶ月もの間歯科クリニックに通院しなければいけません。
場合によっては、数年単位になることもあります。
また、歯を移動させるにあたっては、どうしても痛みが発生したり、違和感を覚えたりすることもありますが、このようなことをある程度辛抱できる子どもでなければ、途中で断念してしまうことも考えられます。
近年は、取り外し可能な矯正装置も多いですが、それでも矯正中の感覚に耐えられないという場合は、最後まで治療を行うのが難しくなります。
几帳面
小児矯正に向いている子どもの性格としては、几帳面ということも挙げられます。
小児矯正により、理想に近い効果を得るためには、毎日きちんと既定時間、矯正器具を装着しなければいけません。
また、正しい方法での着脱やクリーニングも欠かせませんが、これらの作業は几帳面な子どもでなければ、継続して行うのは難しいと言えます。
もちろん、矯正器具のメンテナンスに関しては、親御さんもある程度協力することができますが、やはり子ども自身が前向きでない場合、苦痛に感じる可能性が高いです。
素直
素直で聞き分けの良い性格であることも、小児矯正に向いている子どもの特徴です。
親御さんは、小児矯正を受けさせるにあたって、まず歯並びを治すことの重要性、歯並びが悪いままにしておくことのリスクなどを説明しなければいけません。
このとき、話の内容を素直に聞き入れることができる子どもは、矯正治療について前向きになってくれるでしょう。
逆に、どれだけ説明しても、「やりたくない」「恥ずかしい」といった思いが勝ってしまうようなケースでは、小児矯正の継続はおろか開始も難しくなります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・辛抱強い子どもは長期間の通院や矯正治療に耐えられる可能性が高い
・ある程度几帳面な子どもでなければ、毎日規定時間、矯正器具を装着するのは難しい
・矯正器具のメンテナンスは親御さんの協力も大切
・素直で聞き分けの良い子どもは、小児矯正の大切さを理解し、前向きになってくれる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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