マウスピース矯正は、取り外し式のマウスピースを装着し、歯並びを治す治療法です。
こちらは、審美性が高いことから非常に人気のある治療ですが、必ずしも想像通りの矯正効果が現れるとは限りません。
ここからは、マウスピース矯正の失敗を防ぐための対策について解説します。
信頼できる歯科クリニック、医師を選ぶ
マウスピース矯正の失敗を防ぐためには、まず信頼できる歯科クリニックと医師を選ぶことが重要です。
マウスピース矯正では、抜歯が必要かどうかの判断や噛み合わせの調整など、患者さんの歯を正しく観察し、治療後の歯並びをシミュレーションしたり、治療計画を立てたりする必要があります。
また、これらの作業には矯正の専門的な知識や技術が必要ですが、知識や技術が不足している歯科クリニックでも、マウスピース矯正を行うことはあります。
その結果、矯正後の仕上がりに満足できない可能性もあるため、注意が必要です。
装着時間を守る
マウスピース矯正で失敗しないためには、患者さんが責任を持って装着時間を守ることも大切です。
マウスピース矯正は、およそ7日ごろに新しいアライナーへ交換することで、少しずつ歯を動かしていく治療です。
そのため、装着時間を守らない場合には、計画した通りに歯が動かず、治療計画が崩れていきます。
ちなみに、マウスピース矯正で推奨されている装着時間は、1日20~22時間です。
食事会や旅行などの理由により、どうしても装着できない場合は、医師に相談するか、装着できなかった分の時間をプラスしてから、次のアライナーへと交換する必要があります。
保定期間を守る
マウスピース矯正では、矯正期間が終了した後の保定期間についても、きちんと守る必要があります。
矯正終了後は、リテーナーというマウスピースと似た装置を装着することになりますが、こちらもマウスピースと同じく、初めのうちは1日20時間以上の装着が必要です。
その後、段階的に装着時間を減らしていき、歯並びが戻らないようにしますが、最初から装着時間が短かったり、面倒になって装着しなかったりすると、せっかくキレイになった歯並びが元に戻ってしまうおそれがあります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マウスピース矯正の失敗を防ぐには、信頼できる歯科クリニックと医師の存在が必要不可欠
・1日20~22時間の装着時間を守らなければ、計画した通りに歯が動かない可能性が高い
・保定期間を守らないと、せっかくキレイになった歯並びが元に戻る可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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