【和光市の歯医者】小児の指しゃぶりをやめさせる方法とは?

小児の口周りにおける悪い癖の1つに、指しゃぶりが挙げられます。

こちらは、指を上の歯の裏側にある口蓋という部分に押し付ける仕草のことです。

また、指しゃぶりは歯や顎に悪影響を及ぼす可能性があるため、なるべく早い段階でやめさせる必要があります。

今回は、その方法を中心に解説したいと思います。

こまめにコミュニケーションを取る

小児の指しゃぶりをやめさせるために、親御さんはこまめにコミュニケーションを取るようにしましょう。

特に、共働きの親御さんは、子どもに寂しい思いをさせることが多く、このような環境は指しゃぶりにつながりやすくなるため、積極的に話したり、一緒に遊んだりするべきです。

また、小児の指しゃぶりの原因としては、幼稚園や小学校において、友達とうまくいかず、不安になっていることなども挙げられます。

親御さんがしっかりコミュニケーションを取れば、このような状況を把握し、解決策を考えることもできます。

気を逸らせるおもちゃを与える

小児の指しゃぶりは、気を逸らせるおもちゃを与えることで、頻度を減らすことができます。

まだ幼児の場合、自身の手が自由に動くことが嬉しく感じ、特に意味もなく指しゃぶりを行っているというケースもあります。

そのため、積み木や車のおもちゃ、絵本など、何でも構わないため、幼児が興味のあるものを与えてみましょう。

こうすることで、おもちゃに夢中になっている間は、指しゃぶりをやめさせることができ、その時間が長くなればなるほど、指しゃぶりへの興味は薄れていく可能性があります。

手を握る

小児の中には、寝るときに指しゃぶりをしてしまうという子もいます。

このようなケースでは、小児を安心させるために、手を握ってあげるようにしましょう。

手を握ることで、小児が指を口に持っていくこともありません。

また、このとき注意すべきなのは、なかなか小児が寝付かない場合であっても、親御さんがイライラしないということです。

このようなイライラは、手を介して小児に伝わってしまうことがあり、こちらは小児が安心して眠れないことにつながりかねません。

指しゃぶり防止用グッズを使用する

小児の指しゃぶりを辞めさせるには、指しゃぶり防止用グッズを活用する方法もおすすめです。

昨今は指しゃぶり防止用グッズとして、さまざまな商品が販売されています。
例えば、指を口に入れたときに苦味を感じるマニキュアや、同じく苦み成分を含んだクリーム、親指から中指までをガードする手袋などです。

これらの指しゃぶり防止用グッズは、食品成分やオーガニック成分など、口に入れても問題のない衛生面にも配慮された素材で作られているのが前提です。
他の方法を試してもあまり効果がなかった場合には、ぜひ活用してみましょう。

ただし、使用する際は苦味のもととなる成分などを慎重にチェックし、対象年齢に合ったものを選ぶようにしてください。

身体を動かす

小児の指しゃぶりをやめさせるには、身体をよく動かすことも大切です。

運動は、指しゃぶりの主な原因であるストレスの解消につながります。
親御さんは小児の手や口、足を激しく動かすようにすることで、ストレスを発散させられるだけでなく、指しゃぶりの機会そのものを減らすこともできます。

また運動が苦手な小児の場合は、工作やお絵かき、積み木やブロック遊びなど、室内遊びでも指しゃぶりの機会を減らせるように工夫しましょう。

楽しく卒業できるような工夫をする

楽しく卒業できるような工夫をするのも、小児の指しゃぶりをやめさせるには大事なことです。

例えばご褒美シールなどを用意し、指しゃぶりをしなかったときにはシールを貼り、シール帳がいっぱいになったらお菓子やおもちゃなどを買い与える方法が挙げられます。

やめさせようと躍起になって怒ったり、嫌みを言ったりすることは逆効果になるため、絶対にNGです。
また今日できても次の日にはできないこともあるため、指しゃぶりをやめさせるには時間がかかるということを肝に銘じておいてください。

言葉で伝える

どうしても小児が指しゃぶりをやめてくれない場合は、言葉で伝えることも大切です。

こちらは「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんだからやめようね」「〇歳になったのだからやめようね」という言葉で、小児自身に成長を意識させるという方法です。

もちろん、1回言葉で伝えたからといって、簡単にやめられるわけではありません。
親御さんはあまり神経質にならないように、気長に続けていきましょう。

また小児が怖がってしまうような内容や声量、表情にならないように注意してください。

ちなみに言葉で指しゃぶりをやめるように伝える際は、なぜ指しゃぶりがダメなのかについてもあわせて伝えるべきです。
「口にバイ菌が入って病気になる」「歯がまっすぐに生えなくなる」といったデメリットを伝えれば、小児も重大なことだと気づくかもしれません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・小児の指しゃぶりは、歯や顎の成長に悪影響を及ぼす可能性がある

・指しゃぶりをやめさせるには、親御さんが積極的にコミュニケーションを取る必要がある

・気を逸らせるおもちゃを与えることでも、指しゃぶりの頻度は減少する

・寝ているときの指しゃぶりは、親御さんが手を握ってあげることで改善できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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