虫歯がある方や噛み合わせが悪い方などは、歯科クリニックで治療を受けることにより、食べられるものの選択肢が大きく広がります。
当然、場合によっては、これまでは食べられなかった硬いものも食べることが可能です。
今回は、歯を治療することで食べられる硬いものの例、硬いものを食べるメリットについて解説します。
歯を治療することで食べられる硬いもの
虫歯がある方は、噛んだときの刺激が強い硬いものを食べると痛みが生じますし、噛み合わせが悪い方は、硬いものをうまく砕くことができません。
一方、歯科クリニックでこれらの症状を改善すれば、痛みや噛み合わせを気にすることなく、硬いものを食べられる可能性があります。
また、歯を治療することで食べられる硬いものの例としては、主に以下のようなものが挙げられます。
・硬いせんべい
・フランスパン
・甲殻類(殻付き)
・キャンディー(噛む場合)
・ナッツ類
・イカ、スルメ類
・軟骨類 など
ちなみに、歯を治療すれば、硬いものだけでなく、以下のような粘着性の強いもの、線維性のものなども食べやすくなります。
・干し柿
・水飴
・キャラメル
・パイナップル
・トウモロコシ
・スジのある肉、骨付き肉
・小魚の骨、乾燥貝柱 など
硬いものを食べることのメリット
歯科クリニックで歯を治療し、硬いものを食べることのメリットとしては、やはり口内の健康につながることが挙げられます。
硬いものをたくさん噛み、摩擦等の生理的刺激を受けることにより、歯茎の血行が良くなり、歯周病菌への抵抗力を維持することができます。
また、硬いものをたくさん食べるということは、これまでよりも咀嚼の回数が増えるということであり、こちらは唾液の分泌促進につながります。
唾液には、口内の洗浄作用があるだけでなく、リゾチームやラクトフェリンといった抗生物質が含まれていて、こちらには口臭や歯周病を予防する効果があります。
さらに、唾液にはカルシウムが溶け出した歯の再石灰化を促し、初期の虫歯を修復させる作用もあります。
これらのことを考えても、硬いものを避け、やわらかいものばかり食べるのではなく、早急に歯を治療し、堂々と硬いものを食べるべきだと言えます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯科クリニックで歯を治療すれば、硬いものを食べることができる
・主な硬いものにはせんべいやフランスパン、ナッツ類などが挙げられる
・歯を治療すれば、粘着性のものや線維性のものも食べやすくなる
・硬いものを食べることで、口内や歯の健康維持につながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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