虫歯や歯周病などにより、本来より歯が脆い状態になると、硬い食べ物を食べたときに欠けてしまうことがあります。
では、どのような食べ物を食べたときに、歯は欠けやすいのでしょうか?
また、硬い食べ物で歯が欠けてしまった場合、どう対処すれば良いのでしょうか?
今回はこれらの点を解説します。
どのような食べ物で歯は欠ける?
硬い食べ物で歯が欠けてしまうというケースは、歯が弱っている場合それほど珍しいことではありません。
例えば、以下のような食べ物は、硬さに歯が耐え切れず、欠けたり割れたりしてしまうおそれがあります。
・フランスパン
・せんべい、おかき
・アイスキャンディー
・ナッツ類 など
また、よくあるケースとしては、調理済みのものの中に、果物の種や甲殻類の殻、異物などが混ざっていて、そうとは知らずに強い力でガリッと噛んでしまうことが挙げられます。
硬い食べ物で歯が欠けてしまった場合の対処法
硬い食べ物を噛んで歯が欠けた場合、早急に歯科クリニックを訪れなければいけません。
欠けた歯を持参することで、場合によっては歯科クリニックで元に戻せる可能性があります。
また、欠けた歯の保管方法ですが、このときにはティッシュなどでくるまないように注意してください。
ティッシュでくるむと歯が乾燥し、細胞が死んで元に戻せなくなる可能性が高いです。
おすすめの方法としては、無脂肪牛乳や生理食塩水などに入れ、瓶などで保管するか、ガーゼやラップにくるみ、タッパーに入れて乾燥させないという方法があります。
歯が欠けたまま放置するとどうなる?
硬い食べ物で歯が欠けてしまったにも関わらず、そのまま放置していると、ものを噛んだときに痛みが出たり、冷たいものがしみたりすることがあります。
また、割れ目やヒビから細菌が入ると、歯の神経が炎症を起こし、何もしていなくてもズキズキと痛むようになります。
欠けた歯を抜歯するか、くっつけて元に戻すかの判断は、割れ目の深さや細菌に侵食された程度によりますが、なんにせよそのまま放置すると抜歯の確率が極めて高くなるため、できる限り早いうちに歯科クリニックを訪れなければいけません。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・フランスパンやせんべい、アイスキャンディーなどの硬い食べ物で歯が欠けることがある
・歯が欠けた場合は、早急に歯科クリニックに通わなければいけない
・欠けた歯はティッシュにくるまず、瓶やタッパーなどで乾燥させずに保管すべき
・歯が欠けたまま放置すると抜歯の可能性が高くなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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