歩くときの振動で歯が痛くなる原因について解説します

日常生活においては、ある程度の時間歩いたり、階段を上り下りしたりする方がほとんどだと思います。
また、歩くときにはある程度の振動が身体に伝わりますが、こちらが歯の痛みにつながるというケースがあります。
今回は、歩くときの振動で歯が痛くなる主な原因について解説します。

虫歯

歩くときの振動で歯が痛くなる原因としては、まずなんといっても虫歯が挙げられます。

神経付近まで進行した重度の虫歯がある場合、わずかな振動でも歯に響きやすくなり、大きな振動は強い痛みにつながります。
舌で触ったとき、明らかに穴が開いている歯があるという方は、虫歯が原因と見て間違いないでしょう。

ちなみに、振動で虫歯が痛む状況を放置していると、常に痛みが残るようなことにもなりかねないため、できる限り早めに治療しなければいけません。

噛み合わせ

歩くときの振動で歯が痛くなる原因には、噛み合わせも挙げられます。

正しい噛み合わせの方は、奥歯が上下ともにうまく噛み合っていたり、上下の前歯が真ん中に揃っていたり、歯列がUの字でアーチを維持していたりします。
しかし、噛み合わせが悪いと、歩いたときの振動が特定の歯にのみ伝わりやすくなり、こちらが痛みにつながってしまうことがあります。

例えば、奥歯の噛み合わせが強すぎる場合、奥歯だけ他の歯よりも多くの負担がかかるため、痛みを感じることが考えられます。

このような場合には、歯科クリニックで咬合調整を実施してもらうことをおすすめします。

上顎洞炎

上顎洞炎も、歩くときの振動で歯が痛む原因の1つです。

こちらは、副鼻腔の1つである上顎洞において、粘膜が炎症を起こしてしまうという症状です。
炎症が悪化した場合には膿がたまり、こちらの症状は蓄膿症と呼ばれます。

上顎洞炎の方が振動で歯を痛めやすい理由としては、まず上顎洞にたまった膿が歩くことによって動き、その刺激が歯に伝わることが挙げられます。

また、もう1つの理由は、上顎洞の位置にあります。
上顎洞は、上顎の奥歯と近接しているため、歯に刺激が伝わりやすいです。

ちなみに、上顎洞炎の場合、お辞儀したときなどにも溜まった膿が動き、歯が痛むことがあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・神経付近まで進行した重度の虫歯がある場合、わずかな振動でも歯に響きやすくなる

・噛み合わせが悪いと、歩いたときの振動が特定の歯にのみ伝わりやすくなる

・上顎洞炎の方は、上顎洞にたまった膿が振動で動くことにより、歯が痛みやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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