積極的に摂取すべき歯茎に良い食べ物を紹介します

歯茎が以前より退縮してきていたり、食事や歯磨きの際に血が出やすくなったりしている方は、決して少なくないと思います。
そのような方は、毎日の食事において、歯茎に良い食べ物を積極的に摂取しましょう。
ここからは、具体的にどのような食べ物がおすすめなのか、理由もあわせて解説したいと思います。

リンゴ

積極的に摂取すべき歯茎に良い食べ物としては、まずリンゴが挙げられます。

リンゴはビタミンCやポリフェノールが含まれていて、歯茎の健康を維持するだけでなく、殺菌作用や感染予防も期待できます。

また、おすすめの食べ方は、リンゴヨーグルトもしくは丸かじりです。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、歯周病菌の繁殖を抑える効果があり、リンゴとあわせて食べることで、さらに歯茎に良い食べ物となります。

そして、リンゴには食物繊維が含まれているため、丸かじりすることにより、歯の表面の汚れや歯茎との間に溜まったプラークをキレイにすることができます。
特に、食後のデザートとしてリンゴを丸かじりすることで、直前に食べたものの汚れをある程度落とすことができるため、非常に効果的です。

その他、噛む力が鍛えられ、歯茎の血行を促進するため、マッサージ効果も得ることが可能です。

タマネギ

積極的に摂取すべき歯茎に良い食べ物としては、タマネギも挙げられます。

特に生のタマネギは、細菌と効果的に戦ってくれる食べ物であり、歯茎の健康維持に大きく貢献してくれます。
ある調査によると、タマネギには歯茎の病気と虫歯につながる4つの細菌の菌株に効果があるとされています。

ただし、生のタマネギは辛味が強く、そのままでは食べにくいため、薄切りにして細長くしたものを、サラダやサンドイッチなどの具材にして摂取することをおすすめします。

ブロッコリー

ブロッコリーも、積極的に摂取すべき歯茎に良い食べ物です。

ブロッコリーには、歯や歯茎にとって大事な成分となる鉄分が豊富に含まれています。
また、生のブロッコリーに含まれるビタミンCの量は、レモンの2倍とも言われています。

ビタミンCは歯茎を構成するコラーゲン線維に働きかけ、歯茎の出血や炎症を抑えてくれるため、歯周病予防には効果を発揮します。

ただし、ブロッコリーを塩茹でにした場合、多くの栄養素が水に流れ出てしまいます。
かといって生では少し食べづらいため、栄養素と食べやすさを両方維持するために、蒸し焼きや電子レンジで加熱して食べるのがおすすめです。

ナッツ類

積極的に摂取すべき歯茎に良い食べ物には、ナッツ類も挙げられます。

ナッツ類はカルシウム・リンなどのミネラルをはじめ、食物繊維やビタミン類、タンパク質が豊富です。
中でもアーモンドには、骨の成長を促すマンガンや亜鉛も多く含まれているため、おやつなどで採り入れるのがおすすめです。

また、ナッツ類には硬さがあるため、よく噛むことによって唾液の分泌も促進されます。

スーパーなどで販売されているナッツ類には、ジッパー付きの袋に入ったものも多く、こちらは何日かに分けて食べることができます。

牛乳

積極的に摂取すべき歯茎に良い飲み物としては、牛乳が挙げられます。

牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は、骨を丈夫にするカルシウムが豊富です。
またカゼインやタンパク質も含まれていて、これらの栄養素が口腔の酸性度を低下させるということが、とある研究によって示唆されています。

さらに、牛乳を飲むことで、プラークをつくる酸を中和できます。
牛乳を飲む習慣がないという方は、代わりにチーズやヨーグルトを食べるようにしましょう。

シャケ

歯茎に良い魚類で言うと、シャケがおすすめです。

シャケには、ビタミンDとカルシウムが豊富に含まれています。
これらが不足すると、歯の再石灰化が不十分になってしまうため、積極的に摂取すべきです。

ちなみに再石灰化とは、歯を脱灰から守る唾液の自然治癒メカニズムのことをいいます。
唾液がエナメル質の結晶を新しく形成し、初期虫歯を元の健康な状態に戻してくれるため、歯茎にとってもメリットがあります。

歯茎の健康を損なう食べ物

パンやクッキーなど、炭水化物で柔らかくネバネバしているもの、飴やチョコレートなど、糖を多く含むものに関しては、プラークを形成しやすく、摂取しすぎると歯茎の健康を損なう可能性があります。

また、カップラーメンや冷凍食品といった加工食品ばかりを多く摂取すると、免疫力が低下し、歯周病のリスクが高まってしまうため、注意が必要です。

炎症を悪化させる食べ物もNG

炎症を悪化させる食べ物も、歯茎の健康を損なうため、摂取しすぎないように注意しましょう。

歯周病は静かなる病気(サイレントディジーズ)とも呼ばれ、自覚症状がなく進行していくことがほとんどです。
そのため炎症がひどくなっても痛みはほとんど感じませんが、口内に刺激を与えるような熱いものや辛いものについては、なるべく避けた方が良いです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・リンゴはビタミンCやポリフェノールが豊富で、歯茎の健康維持や殺菌作用、感染予防効果のある食べ物

・リンゴのおすすめの食べ方はリンゴヨーグルトもしくは丸かじり

・生タマネギは細菌と効果的に戦ってくれる食べ物であり、歯茎の健康維持に効果的

・パンやチョコレート、加工食品などを摂りすぎると、歯茎の健康が損なわれる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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