インプラント後に耳鳴りがするのはなぜ?~原因と対処法~

インプラントの治療後は、通常1週間程度で痛みや腫れが落ち着き、それからは健康的にも精神的にも快適な生活を送ることができます。
しかし、中には治療後、耳鳴りに悩まされてしまうという方もいます。
ここからは、インプラント後に耳鳴りがする場合の主な原因と対処法について解説したいと思います。

インプラント後に耳鳴りがする原因は?

インプラントの治療を行う際は、ある程度の時間口を大きく開けておかなければいけません。
そのため、顎関節には多少の負担がかかります。

通常、生活するにあたって、長時間口を大きく開けたままにすることはほとんどないため、こちらが顎関節の炎症を引き起こし、耳鳴りにつながることがあります。

また、インプラント後は、これまで噛めなかったものもしっかり噛めるようになりますが、施術箇所のみ噛む力が強くなることで、全体の噛み合わせにおけるバランスが崩れ、耳鳴りや頭痛、肩こりといった症状につながることも考えられます。

その他、インプラントに使用される金属も、耳鳴りの原因になり得ます。

口内にタイプの異なる金属が複数入ると、ガルバニー電流という微弱の電流が走ることがあります。
例えば、インプラント治療を受けた方が、誤ってお弁当などに入っているアルミホイルを噛んでしまうと、被せ物に反応し、電流や耳鳴り、不快感につながるおそれがあります。

もちろん、インプラントに使用する金属は、金属アレルギーの方でも使用できるよう考慮されています。
ただし、こちらが必ずしもアレルギーの発生につながらないとは限りません。

インプラント後の耳鳴りにおける対処法は?

インプラント後の耳鳴りがとにかくひどく、生活に支障が出ているという場合は、まず歯科クリニックに相談し、噛み合わせが悪いのであれば調整してもらう必要があります。

また、検査の結果、電流や金属アレルギーが原因であることが発覚した場合には、材料を変更するなどの対応をしてもらわなければいけません。

元々金属アレルギーを持っていないにもかかわらず、稀にチタンのみにアレルギーを持っているということが、インプラント治療によって判明する方もいます。
このような方は、再治療だけでなく、ブリッジや入れ歯など、別の治療法への変更も検討しなければいけません。

まとめ

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント治療で大きく口を開けることにより、顎関節の炎症を引き起こし、耳鳴りにつながることがある

・一部のみ噛む力が強くなり、噛み合わせのバランスが崩れることも、耳鳴りの原因の1つ

・インプラントに使用される金属が耳鳴りにつながることもある

・耳鳴りがひどい場合は噛み合わせの調整や別の治療を検討する必要がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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