入れ歯の安定剤を使用することのメリット・デメリット

入れ歯を装着している方は、“安定剤”の使用を検討するケースも多いかと思います。
こちらは、入れ歯の裏につけるノリあるいはクッションのような材料であり、ドラッグストアなどで市販されています。
今回は、入れ歯の安定剤を使用することのメリット・デメリットについて解説したいと思います。

入れ歯の安定剤を使用するメリット

入れ歯の安定剤を使用する一番のメリットは、やはり入れ歯が外れにくくなるという点です。

安定剤をつけることにより、歯茎やアゴといった部分と入れ歯がしっかりと密着します。
そのため、何かの拍子に外れてしまったり、食事の際、入れ歯と歯茎の間に食べカスが入り込んだりする心配は少なくなります。

また、入れ歯を使用している方は、飴やガム、グミといった粘度の高いものが食べにくくなりますが、安定剤を使用していれば、これらの食べ物にもチャレンジできます。

ちなみに、入れ歯の安定剤は、入れ歯が歯茎に当たって痛む際の応急処置としても機能します。

入れ歯のサイズや形状が合っていない場合などには歯茎が痛みやすく、このようなケースではすぐ歯科クリニックを訪れなければいけません。
しかし、スケジュールの関係ですぐに受診できないという場合は、安定剤を使用することで入れ歯の揺れや動きを抑え、痛みを和らげることができます。

入れ歯の安定剤を使用するデメリット

入れ歯の安定剤を使用するということは、入れ歯と上アゴ、下アゴの間に少し厚みができるということであるため、必然的に噛み合わせの高さは変わってしまいます。
確かに、安定剤を使用することで咀嚼力は向上しますが、噛み合わせの高さが変わることで、咀嚼時には違和感を覚える可能性があります。

また、長期間使用し続けると、安定剤が歯茎やアゴを圧迫し、痩せ細っていくことも考えられます。

その他、清掃に手間がかかるというのも、入れ歯の安定剤を使用するデメリットの1つです。
安定剤は、歯茎に密着させるという性質上、粘着性があり、入れ歯に取り残しやすく、こびりついてしまうことがあります。
もちろん、その部分には汚れがつきやすく、口内は不衛生になってしまいます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・入れ歯の安定剤を使用することで、外れたり歯茎との隙間に食べカスが入りにくくなったりする

・入れ歯の安定剤は、入れ歯が歯茎に当たって痛む際の応急処置としても機能する

・安定剤の使用により、嚙み合わせの高さが変わってしまうことがある

・入れ歯に安定剤がこびりつくと、口内が不衛生になりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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