メラミンスポンジを歯に使用してはいけない理由について

メラミンスポンジは、メラミンフォームと呼ばれる材質で作られているスポンジで、硬度の高い無数の網目により、水に濡らすだけで頑固な汚れを簡単に落とすことができます。
しかし、こちらは決してホワイトニング目的で使用してはいけません。
ここからは、メラミンスポンジを歯に使用してはいけない理由を解説します。

メラミンスポンジを歯に使用してはいけない3つの理由

メラミンスポンジは非常に汚れを落とす能力に長けているため、歯に使用すればホワイトニングができると考える方もいるかもしれません。
しかし、メラミンスポンジは汚れを研磨によって削り落とすものであるため、使用することによってエナメル質まで削られてしまう可能性があります。

エナメル質は、外部の攻撃から歯髄を保護する役割を持っているため、歯の健康を維持するにあたって必要不可欠です。
また、歯のエナメル質が減少してしまうと、虫歯や知覚過敏といった症状につながる可能性もあります。

その他、メラミンスポンジによって歯の表面が削れることにより、凹凸ができてしまい、そこに着色汚れが入り込みやすくなります。
例えば、コーヒーやワイン、カレーといった色素が入り込んでしまうと、ホワイトニングどころか以前より汚れが目立ってしまうことも考えられます。

つまり、メラミンスポンジを歯に使用すると、パッと見た感じはキレイになるものの、歯の機能性は大幅に下がってしまうということです。

専用のメラミンススポンジであれば使用可能

掃除などに使用する一般的なメラミンスポンジは、歯に対して使用すべきではありません。

一方で、近年は歯の着色汚れを落とす専用のメラミンスポンジが登場していて、こちらであれば使用可能です。
歯専用のメラミンスポンジには、医療用もしくはホワイトニング用という表記があるため、そこで見分けるようにしましょう。

ただし、専用のメラミンスポンジであっても、強く擦りすぎるのはNGです。
エナメル質の内部に浸透した汚れは、強く擦っても落とすことが困難です。

また、差し歯や人工歯の上から使用すると、表面にツヤが落ちてしまう可能性があるため、注意してください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・メラミンスポンジは、水に濡らすだけで汚れを簡単に落とすことができるスポンジ

・メラミンスポンジを歯に使うと、エナメル質が削られ、虫歯や知覚過敏につながる可能性がある

・歯の表面に傷がつき、着色汚れがつきやすくなることもある

・ホワイトニング専用のメラミンスポンジであれば、歯に使用しても問題ない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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