小児の矯正治療を早期に行うことのメリット・デメリット

お子さんの歯が永久歯に生え変わり始めると、親御さんは歯並びについて気になってくるかと思います。
また、歯並びを改善する治療といえば矯正治療ですが、小児の矯正治療を早期に行うことには、一体どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
それぞれ順を追って解説したいと思います。

小児の矯正治療を早期に行うメリット

大人になったときのリスクを軽減できるという点は、小児の矯正治療を早期に行う大きなメリットだと言えます。

例えば、上下の歯を噛み合わせたときに、下顎の歯が上顎の歯よりも前に出てしまう反対咬合は、大人になってから矯正する場合、顎の手術をしなければいけないケースがあります。
一方、小児のなるべく早い段階で矯正治療を行えば、顎の成長を利用することができるため、手術の可能性は極めて低くなります。

また、小児の矯正治療を早期に行うことで、将来的な虫歯のリスクや、口呼吸による口臭のリスクなども軽減させることが可能です。

歯並びが悪い状態のまま成長してしまうと、歯ブラシが行き届かない場所が増え、必然的に虫歯のリスクは高まりますし、プラークや虫歯、口内の乾燥などの原因により、口臭も出やすくなってしまいます。
早めに矯正治療をしておけば、このような状況になる心配も少ないです。

小児の矯正治療を早期に行うデメリット

小児の矯正治療を早期に行うデメリットとしては、まず治療期間の長期化が挙げられます。
顎の成長が止まるのは大体15歳前後と言われていますが、顎が健全に成長するための矯正治療を継続的に行う場合、大人になってからの矯正治療よりも期間は長くなりやすいです。

また、小児の早い段階で矯正治療を実施すれば、大人になったときのリスクは軽減するという話をしましたが、こちらはもう矯正の必要がなくなるというわけではありません。
つまり、小児のときに矯正治療を受け、その後歯並びなどの問題で、大人になってからまた治療を受けなければいけない場合もあるということです。

こうなると、精神的な面でも費用的な面でも負担は大きくなるため、治療を検討している親御さんはまず歯科クリニックに相談してください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・小児の矯正治療を早期に行うことにより、大人になったときのリスクが減る

・将来的な虫歯のリスク、口臭のリスクも軽減できる

・小児の矯正治療は、大人よりも期間が長くなりやすい

・小児のときに治療したからといって、大人になってからは治療が必要ないとは限らない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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