小児の虫歯治療に親御さんが付き添う場合、2人で診察室に入るケースと、親御さんのみ待合室で待機するケースがあります。
では、小児の虫歯治療中、親御さんも一緒に診察室に入ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
デメリットとあわせて解説したいと思います。
小児の虫歯治療を親御さんが見守るメリット
小児の虫歯治療中、親御さんも一緒に診察室に入るメリットとしては、まず歯科医師、歯科衛生士の治療を直接チェックできるという点が挙げられます。
小児が嫌がるような強引な治療でないかどうか、安全性に問題はないかどうかなどを確認できるため、ただ待合室で待機するよりも安心感を得ることができます。
また、親御さんがすぐそばにいることで小児が安心するというのも、歯科治療を行う上ではメリットだと言えます。
すぐ近くに親御さんがいないと、やはり小児は不安な気持ちになりますし、親御さんを介さなければ、歯科医師と十分にコミュニケーションが取れないことも考えられます。
その他、診察室に入ることにより、実際には治療を受けない親御さんと歯科医師の間にも、ある程度の信頼関係が生まれることが期待できます。
一緒に診察室に入ることのデメリット
親子一緒に診察室に入ることのデメリットとしては、虫歯治療を受ける小児に甘えが出やすくなることが挙げられます。
小児の中には、すぐ近くにお父さん、お母さんがいることにより、「甘えれば痛い治療を受けずに済む」と考える子もいるため、このような考えの場合はスムーズに治療が進まないことも考えられます。
また、小児とともに診察室に入る親御さんは、治療によって出血していたり、苦しんでいたりする我が子を見なければいけないため、少々心苦しくなる可能性もあります。
当院では、小児に「1人で治療を受けることができた」と自信を持ってもらうために、問題なく座ることができる3歳以上の小児に関しては、できる限り1人で診察室に入ってもらうことをおすすめしています。
もちろん、最初は何をされるのかわからなかったり、親御さんがいないことで不安になったりするため、戸惑う小児も多いかと思いますが、このような経験はきっと今後の虫歯治療においてプラスに働きます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・小児の虫歯治療には、1人で受けるケースと親御さんも診察室に入るケースがある
・小児の虫歯治療を親御さんが見守るメリットは、直接治療内容をチェックできること
・小児の不安を取り除いたり、歯科医師と信頼関係を築けたりすることもメリット
・親御さんがいることで小児が甘えてしまい、治療がスムーズに進まないケースに注意
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。