矯正治療をしている方におすすめの食べ物について

矯正治療を行っている方は、口内に矯正器具を装着していることにより、少し食事が摂りにくくなることがあります。
では、矯正治療中には、一体どのような食べ物を摂取すべきなのでしょうか?
ここからは、さまざまな観点から、おすすめの食べ物について解説したいと思います。

痛みを感じにくい食べ物

矯正治療を行う方は、口内に器具が当たったり、歯が少しずつ移動したりすることにより、多少の痛みが出ることがあります。
そのため、矯正治療中には、なるべく痛みを感じにくい食べ物を摂取すべきです。

例えば、野菜をスムージーにしたり、お米をお粥やリゾットにしたりすることで、痛みを軽減させながら必要な栄養素を取り入れることが可能です。

また、タンパク質を摂取するのであれば、肉や魚よりも豆腐、豆乳などを積極的に摂ることをおすすめします。

挟まりにくい食べ物

矯正治療中は、歯と矯正器具の間に食べ物が挟まりやすくなります。
そのため、挟まりやすい繊維質の食べ物は避けるのが無難です。

例えば、魚であれば、マグロなどのスジが強いものは避け、サーモンやホタテといった柔らかいものを選びましょう。
また、鶏肉の場合は通常のモモ、ムネではなく、挽肉を選ぶことで歯と矯正器具の間に挟まりにくくなります。

ビタミンB群を多く含む食べ物

矯正治療を行っている方は、ビタミンB群を豊富に含む食べ物も摂取すべきです。
中でも重要なのは、ビタミンB2、B6を多く含む食べ物です。

ビタミンB2には、矯正器具が口内に当たることで起こる炎症を早期に回復してくれる効果があります。
乳製品や卵、海藻やマッシュルームなどに豊富に含まれているため、これらの摂取は積極的に行いましょう。

また、ビタミンB6には、皮膚や粘膜の健康を維持してくれる効果があるため、こちらも矯正治療中の痛みを緩和する栄養素として重宝します。
主にニンニクやバナナ、レバーやカツオといった食べ物に含まれているため、覚えておいてください。

ちなみに、どうしても食事だけで十分な栄養素を摂取できない場合は、サプリメントも上手に活用するべきです。
ただし、サプリメントの過剰摂取をすると体調不良などの原因になるため、注意してください。

スープ、味噌汁

具体的な料理名でいうと、スープや味噌汁は矯正治療中におすすめの料理です。

矯正治療で口内が痛む場合でも、具材を少なめにしたスープや味噌汁であれば、問題なく食べられる可能性が高いです。
また煮込んで作るため、具材が多くても咀嚼の負担がなく、矯正治療時にはとても重宝します。

さらに、たくさんの栄養素を摂取しやすいというのも、スープや味噌汁の魅力です。
味付けを変えれば、基本的にはどのような食材とも合わせられるため、野菜なども豊富に摂取できます。

少しでも具材を噛む負担を減らしたいというのであれば、具材をミキサーにかけて固形物のない状態にするのもおすすめです。

フルーツ

矯正治療をしている方には、フルーツの摂取もおすすめです。

例えばバナナやマンゴー、ミカンなどはやわらかく食べやすい上に、ビタミンなどの栄養素も摂取することができます。
特にバナナは栄養バランスの良いフルーツとして知られていて、矯正治療につい栄養が偏ってしまうことを防ぎやすいです。

またフルーツはそのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやゼリーなどと合わせることでさらにバリエーションが広がります。

さらに、わざわざ新鮮なフルーツを購入しなくても缶詰のフルーツが販売されているため、いつでも手軽に食べることが可能です。

矯正治療中に食べない方が良いものは?

矯正治療中の摂取を控えるべきものとしては、硬いものや粘り気のあるもの、小さな種を含むものなどが挙げられます。

硬い食べ物は、矯正装置によって咀嚼する際に痛みを引き起こすことがあります。
そのため、硬いパンやジャーキーなどは避けるようにしましょう。

また粘り気のあるキャンディーやガム、餅状の食べ物は、矯正装置にくっついてしまい、取り除くのが難しくなります。

ちなみに小さい種や粒が入っているイチゴなどの食べ物も、矯正装置に挟まって痛みや不快感につながることが考えられます。

矯正治療中に飲酒しても大丈夫?

矯正治療中の飲酒についてですが、こちらは基本的には問題ありません。
飲酒をしても、歯の動きに影響は及ぼさないとされているため、適量であれば摂取できます。

ただし矯正装置をつけた直後や、調整・交換をした直後は、なるべくアルコールの摂取を控えるべきです。
なぜなら、これらのタイミングは歯が移動する痛みを感じやすいからです。

アルコールの刺激が加わることにより、矯正装置の痛みが強まる可能性はゼロではありません。
そのため、摂取する際は装着してからしばらく様子を見るか、歯科医師に相談することをおすすめします。

ちなみに飲酒をすると、ブラッシングの意識が弱まってプラークが残りやすくなるため、固定式の矯正装置をつけている方は注意が必要です。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・矯正治療中は痛みを軽減するために、お粥や豆腐など柔らかい食べ物を摂取すべき

・矯正治療中は、歯に挟まりやすい繊維質の強い食べ物を避けるべき

・ビタミンB2、B6を多く含む食べ物は口内の炎症や健康維持に効果がある

・栄養素を摂取する際はサプリメントの過剰摂取に注意

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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