ドライマウスを改善するために心掛けたい食事の工夫

“ドライマウス”は口腔乾燥症とも呼ばれる症状で、唾液の分泌量が低下し、口腔内が乾く歯科疾患の1つです。
加齢やストレスなどさまざまな原因で起こる症状ですが、ドライマウスは食事の仕方を工夫することによって、ある程度改善されます。
今回は、具体的にどのようなことを心掛ければ良いのかについて見ていきます。

水分量の多い食事を摂る

ドライマウスを改善するためには、食事の際、意識して水分量が多いものを摂取することが大切です。

軽度であればそれほど問題はないですが、中~重度のドライマウスの場合、うまく食べ物を飲み込めない可能性があります。
特に、パンやイモなどのパサパサしたもの、イカやタコなどの飲み込みにくいものは喉に詰まってしまうおそれがあるため、避けなければいけません。

逆に、焼き魚を煮魚に変えたり、ご飯をおかゆに変えたりと、食事の水分量を増やすことで、食べやすくなります。
また、食パンもフレンチトーストにすれば、水分が多くなるだけでなく、甘味の刺激によって唾液の分泌量が増加します。

アルコール、喫煙を控える

ドライマウスを改善するためには、アルコールの摂取や喫煙も極力控えなければいけません。

アルコールには利用作用があり、摂取することで体内から多くの水分が放出されます。
水分が放出されることで、口内の水分量も減少し、ドライマウスの症状を加速させてしまうことが考えられます。

また、喫煙は口内が乾く原因になるだけでなく、刺激により口内の粘膜に炎症を起こす可能性もあります。
このような状況になると、ますます食事は摂りにくくなってしまうため、注意してください。

味付けの工夫をする

ドライマウスを改善するには、食事の際の味付けにも工夫する必要があります。

例えば、魚や鶏料理などには、ユズやカボス、レモンといった酸味のある食材を使用し、唾液の分泌量を増やすことをおすすめします。

また、からしやわさび、しょうがなどの香辛料や調味料は、唾液の分泌を促すだけでなく、食材の持ち味をハッキリさせ、味を感じやすくする効果もあります。
ただし、口内の粘膜が荒れている場合、これらの香辛料や調味料の使用は避けてください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ドライマウスを改善するには、食事の際、水分量の多いものを摂取すべき

・フレンチトーストを食べることで、水分だけでなく甘味の刺激によっても唾液の分泌量が増える

・アルコールや喫煙を控えることでもドライマウスは改善される

・ドライマウスには、食事の際の酸味や辛味を増やすことも効果的

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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