歯石が形成されやすい人の特徴について解説します

歯石は歯垢が硬化したものであり、簡単にいうと細菌のかたまりです。
放置していると、虫歯や歯周病となってしまう上、自力で完全に取り除くのは極めて困難です。
では、歯石が形成されやすい方には、一体どのような特徴があるのでしょうか?
いくつか特徴を挙げていきますので、気になる方はぜひご覧ください。

ブラッシングが不十分

歯石が形成されやすい方の特徴としては、まずブラッシングが不十分なことが挙げられます。

冒頭で触れたように、歯石はもともと歯垢であり、こちらが唾液中のミネラルと結合することで硬くなります。
そのため、しっかりとブラッシングで歯垢を落としていれば、理論上形成されることはありません。

また、以下に該当する方は、ブラッシングが不十分である可能性が高いため、注意してください。

・歯磨きの回数が1日1回以下
・1回の歯磨きの時間が3分以下
・口の大きさに合わない歯ブラシを使用している(ヘッドが大きい等)
・奥歯、歯の裏側、歯間を意識して磨いていない

唾液がアルカリ性に近い

歯石が形成されやすい方の特徴には、唾液がアルカリ性に近いということも挙げられます。

健康のために、野菜や果物、大豆や海藻といった食品を積極的に摂取しているという方もいるかと思います。
しかし、これらの多くはアルカリ性の食品であり、継続して摂取する期間が長ければ長いほど、唾液や口内環境はアルカリ性に近づきます。

また、唾液がアルカリ性に近くなることで、その中に含まれるミネラルが歯垢を歯石に変えやすくなってしまいます。

そのため、食事の際はアルカリ性食品と酸性食品をバランス良く摂らなければいけません。

口内が乾燥しやすい

口内が乾燥しやすいことも、歯石が形成されやすい方の特徴の1つです。

口内が乾燥しているということは、十分に唾液が分泌されていないということを意味しています。
また、唾液には自浄作用があり、分泌量が多ければ多いほど、ある程度歯垢を流すなど、口腔環境の清潔さをキープしてくれますが、唾液の量が少ない場合、口内に溜まった歯垢はほとんど流れません。

こちらが口内に残り続けることによって、歯石を形成してしまいます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯石は、歯垢が唾液中のミネラルと結合して硬化したもの

・ブラッシングが不十分な方は、歯石が形成される可能性が高くなる

・唾液がアルカリ性に近い方は、その中に含まれるミネラルが歯石を形成しやすくなる

・口内が乾燥しやすいことも、歯石が形成されやすい人の特徴の1つ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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