コーヒーによる歯の着色を防ぐために行うべきこと3選

コーヒーに含まれるポリフェノール、タンニンなどの成分は、歯の着色汚れの原因となり、放置するとエナメル質の中にまで浸透してしまいます。
そのため、日常的に摂取する方は、できるだけ白い歯を保つための工夫をしなければいけません。
ここからは、コーヒーによる歯の着色を防ぐために行うべきことを解説します。

口をゆすぐ

コーヒーによる歯の着色を防ぐには、意識して口の中をゆすぐ機会を増やしましょう。

口内にコーヒーが含まれる時間が長ければ長いほど、前述した成分が歯に浸透する可能性は高くなります。
ただし、水で適度にゆすぐことにより、着色はある程度防止できます。
水ですぐ流せば、洋服の汚れが残りにくくなるのと同じ原理です。

具体的には、うがいができる状況の場合、毎回コーヒーを飲んだ後、水で口内を軽くゆすぎましょう。
また、カフェなどでコーヒーを飲む場合は、最初に出される水と交互に飲むことをおすすめします。

ストローを使用する

コーヒーによる歯の着色を防ぐためには、なるべくストローを使用することも大切です。
ホットコーヒーの場合は少し難しいですが、アイスコーヒーを飲むのであれば、自宅であっても可能な限りストローを使用すべきです。

口にくわえるとわかるように、ストローの先は歯よりも奥にあります。
そのため、軽く噛んで固定するようにしながら飲むことで、歯の表面にコーヒーが付着するのを防止できます。

唾液を出す

唾液を出すことも、コーヒーによる歯の着色汚れを防ぐための方法です。

唾液には自浄作用というものがあり、分泌量が多ければ多いほど、口内の洗浄効果が高くなります。
逆に口の中が乾燥していると、自浄作用はあまり発揮されず、コーヒーの着色汚れもつきやすくなってしまいます。

そのため、食事の後、または食事をしながらコーヒーを飲むという場合は、なるべくものを噛むことを意識し、唾液の分泌量を増やしましょう。
1回の食事では、30分~1時間程度かけて食べることで、唾液を十分に出すことができます。

また、声を出すことで口周りの筋肉が動き、唾液腺が刺激されるため、友人などと話しながらコーヒーを飲むという方法も効果的です。

ダラダラ飲まない

コーヒーによる歯の着色を防止するには、ダラダラ飲まないことも大切です。

前述したように、コーヒーが口の中にとどまる時間が長ければ長いほど、着色のリスクが高まります。
そのため日頃テレビを観ながら、もしくは仕事をしながらコーヒーを飲む習慣がある方は、飲み方を変えてみましょう。

具体的には食後に飲んだり、時間を決めて飲んだりすることで、多少は着色のリスクを減らすことができます。

コーヒーは飲み物というよりも嗜好品であるため、ゆっくり時間をかけて飲みたい気持ちはわかりますが、ダラダラ飲むことは歯にとって良くありません。

力強くブラッシングするのを控える

力強くブラッシングをするのを控えることでも、コーヒーによる歯の着色はある程度軽減されます。
こちらは、歯の表面の凸凹に色素が沈着しにくくなるからです。

ブラッシングをする際、しっかりキレイにしたいからという理由で、力強くゴシゴシと磨いてしまう方は多いです。
またこのような方は、磨いたことを実感するために、毛が硬めの歯ブラシを使用していることもよくあります。

しかし力強くブラッシングをしてしまうと歯の表面が傷つき、傷に汚れなどが溜まりやすくなってしまい、着色の原因になります。

そのため、ブラッシングは毛先のやわらかい歯ブラシを使用し、優しく丁寧に行うようにしましょう。

着色した場合は歯科クリニックでクリーニングを受けよう

すでにコーヒーによる歯の着色が見られる場合は、歯科クリニックでクリーニングを受けることをおすすめします。

どんなに頑張ってブラッシングをしても、口の中の汚れは全体の60%程度しか除去できないとされています。
そのため、徹底的に着色のリスクを軽減させるには、歯科クリニックでのクリーニングが必要不可欠です。

また歯科クリニックでクリーニングを受けることにより、着色の除去や予防はもちろん、自身で磨きづらいプラークや歯石を落とすことも可能性です。
ただし、こちらのクリーニングは定期的に通わなければいけません。

コーヒー以外の着色の原因

歯の着色につながりやすいのは、コーヒーだけではありません。
色の濃い食品やタバコ、加齢などが原因で着色することがあります。

色の濃い食べ物としては、具体的にはカレーやキムチ、紅茶や赤ワインなどが挙げられます。

またタバコのヤニも着色汚れの原因になるため、黄ばみを防止するにはなるべく本数を抑えたり、喫煙後に口をゆすいだりすることが大切です。

ちなみにある程度年齢を重ねてくると、歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなります。
エナメル質が薄くなると、内側の象牙質が透けて見えるため、実質黄ばんだような見た目になります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・コーヒーに含まれるポリフェノールやタンニンなどは、歯の着色汚れの原因になる

・コーヒーを飲んだ後は毎回水で口をゆすぐべき

・アイスコーヒーを飲む際はストローを使用し、歯の表面にコーヒーが付着するのを避ける

・咀嚼や会話などにより、唾液の分泌量を増やすことで、コーヒーの着色は防止できる

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