抜歯した後になかなか出血が止まらなくなる原因と対処法

ひどい虫歯や親知らずなどの治療を行う際には、抜歯で対応することがあります。
また、抜歯後の出血は、本来10分前後ですぐに収まるものですが、場合によってはなかなか血が止まらなくなることも考えられます。
今回は、このようなケースの主な原因と対処法について解説したいと思います。

ガーゼを噛む力が弱かった

歯科クリニックで抜歯を行った後は、治療部分に丸めたガーゼを当て、それをしっかり噛むことによって出血を止めます。
こちらは圧迫止血法と呼ばれるものですが、このとき噛む力が弱いと、圧迫されずになかなか血が止まらない場合があります。

もちろん、強い力で噛み続けることで、顎に疲れが出てしまい、どうしても噛む力が弱くなってしまうことはあります。
しかし、こちらはもっとも簡単で止血効果も高い方法であるため、最初から強く噛むことを意識していれば、短時間で十分な止血が期待できます。

何度もうがいをした

抜歯を行った後、一度ガーゼによって止血したものの、まだ口内に違和感があり、帰宅後などに何度もうがいをしてしまう方がいます。
このような行動は、出血が止まらなくなる原因となり得るため、避けてください。

抜歯した部分の出血は、血の塊が患部を塞ぐことによって止まります。
何度もうがいをしてしまうと、その血の塊が剥がれてしまい、再び出血するおそれがあります。

どうしても口内の違和感が気になるという方は、ブクブクと強いうがいはせず、水を口に含んですぐ吐き出す程度に抑えておきましょう。

抜歯後の出血が止まらない場合の対処法

抜歯後の出血は、上記の他にも飲酒や喫煙、運動などさまざまな原因により、止まりにくくなります。

どうしても出血が止まらない場合は、まず効果の高い圧迫止血法を実践してください。
自宅にガーゼがない場合は、硬く丸めたティッシュで代用しても構いません。
このときには、止血しているかどうかチェックするため、何度もガーゼやティッシュを外して見ないようにしてください。

また、濡れタオルで抜歯した側の頬を冷やすのも効果的です。
ただし、このときタオルを冷たくしすぎると逆効果になる場合があるため、氷をタオルで包んだり、冷凍庫に入れたタオルを使用したりといったことは控えてください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・抜歯後、ガーゼを噛む力が弱すぎると、出血が止まらない場合がある

・抜歯後に何度もうがいをすると、血の塊が剥がれて再び出血するおそれがある

・自宅にガーゼがない場合、硬く丸めたティッシュでも圧迫止血法は実践できる

・水で濡らしたタオルで抜歯した側の頬を冷やすと血が止まりやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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