食事中における姿勢の悪さと口内環境の関係性について

皆さんは、食事中の姿勢について、意識したことはあるのでしょうか?
特に意識しないでいると、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなってしまっている場合があります。
また、食事中における姿勢の悪さは、口内環境の悪化にもつながりかねません。
今回はこちらの点を中心に解説したいと思います。

姿勢が悪いと虫歯や歯周病、口臭につながりやすい

食事中の悪い姿勢とは、主に猫背やお腹の突き出た姿勢のことを指しています。
また、このような姿勢での食事を続けていると、虫歯や歯周病につながるおそれがあります。

人は猫背の状態のとき、口が開いたままになることが多く、必然的に口呼吸が増えます。
口呼吸が増えると、口内を洗浄してくれる唾液の分泌量が減少し、虫歯あるいは歯周病のリスクが高まるという仕組みです。

もちろん、単純に唾液が減ると口内が乾きやすくなり、口臭が発生してしまうことも考えられます。

悪い姿勢での食事は歯並びにも影響する

食事中、テレビを鑑賞するという方も多いかと思いますが、このとき無理な姿勢で食事を摂ることで、口内環境が悪化する可能性があります。

具体的には、テレビを観るために横を向きながらものを噛むことで、歯並びのバランスに影響が出るおそれがあります。
例えば、右を向きながら食事をすると、無意識に右側の歯で噛むことが多くなり、少しずつ歯がずれてしまうため、注意が必要です。

また、食事中の姿勢が原因で歯並びが悪化してしまうと、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症といった症状にもつながりません。

食事中における正しい姿勢について

口内環境を悪化させないためには、まず食事中、背筋をまっすぐにして座りましょう。
このとき、イスに座る場合は、両足をきちんと床につけることも意識してください。

こうすることで、上半身にしっかり力が入り、口内環境に与える悪い影響は軽減されます。
テーブルとお腹の間をこぶし1個分程度空けるようにすれば、より良い姿勢は保たれやすくなります。

また、テーブルの高さは腕が楽における高さにし、身体を正面に向け、茶碗を持って食べることも大切です。
低い位置に茶碗を置いた状態で食事をすると、どうしても前傾姿勢になってしまうため、注意してください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・食事中の姿勢が悪いと、虫歯や歯周病、口臭といった口内環境の悪化につながる

・テレビを観ながらの食事が歯並びの悪化につながるおそれがある

・食事中は背筋を伸ばし、少しだけテーブルとお腹の間隔を開けて座るべき

・茶碗を持って食べると、前傾姿勢になるのを防ぎやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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