花粉症と虫歯の関連性~リスクや治療の難しさについて~

今年も花粉症の季節が訪れ、非常に辛い思いをされている方は多いかと思います。
また、花粉症は目や鼻の症状につながるだけでなく、虫歯とも関連性があるとされています。
今回は、具体的にどのような関連性があるのかについて解説します。
花粉症の症状がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

花粉症は虫歯のリスクが高くなる症状

花粉症は、花粉を吸い込むことでくしゃみや鼻水、鼻づまりや目のかゆみといった症状を引き起こす、アレルギー性鼻炎の1つです。
中でも代表的なのが春のスギ花粉症で、日本人の約20%はスギ花粉症を発症しているとされています。

一見、花粉症と虫歯には何の関連性もないように見えますが、鼻に症状が出るというところに、そのヒントは隠されています。

鼻水が止まらなくなったり、鼻づまりが起こったりすると、鼻呼吸がしにくくなり、必然的に口呼吸をする機会が増えます。
また、口呼吸は唾液を減少させ、こちらが自浄作用の低下や虫歯につながることがあります。

花粉症の方は虫歯治療が難しい?

花粉症の方は、口内が乾燥しやすいことから虫歯のリスクが高くなります。
その上、虫歯を発症してしまったとしても、歯科クリニックで治療を受けるにはとても体力を使います。

しっかりと鼻が機能している状態であれば、治療中に口を開け続けることは難しくありませんが、くしゃみや鼻水がひどい場合、長時間口を開けたままにするのは容易ではありません。

もちろん、歯科クリニックでは、「一度鼻をかみたい」「くしゃみをしたい」という要望に合わせ、適宜治療を中断してもらうことができます。
しかし、何度も中断していると、申し訳なさを感じてしまったり、小規模な治療でもかなりの時間がかかったりする可能性があります。

虫歯治療は花粉シーズンを避けるのが無難

花粉症の方は、一切虫歯治療をできないというわけではありませんが、治療時の辛さを考えると、やはり花粉シーズンにおける治療は避けるべきです。

理想的なのは、花粉シーズンに入る数ヶ月前に定期検診を受け、治療しなければいけない歯が見つかった場合は、花粉シーズンまでに通院し、完治させることです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・花粉症により鼻づまりなどが起こると、必然的に口呼吸が増え、唾液が減少する

・花粉症に伴う唾液の減少は、自浄作用の低下、虫歯の発症につながるおそれがある

・花粉症の方は鼻の症状が気になり、虫歯治療時に口を開け続けるのが難しい

・虫歯は花粉シーズンまでに完治させておくべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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