大人の歯磨きと同様に、親御さんが幼児の歯を磨くときにも、当然歯磨き粉を使用することはあります。
しかし、このとき親御さんには、「何歳から歯磨き粉を使うべきなのか?」「どのように製品を選べば良いのか?」など、さまざまな疑問が生まれるかと思います。
今回はこれらの点を中心に解説します。
歯磨き粉を使い始めるのは何歳から?
親御さんが幼児の歯を磨く場合、何歳から歯磨き粉を使用すべきなのかについて、よくわからないという方もいるかと思います。
こちらに関しては、1歳半~2歳くらいが目安と覚えておきましょう。
歯が生え始めたばかりの頃は、歯磨き粉を使用する必要がありません。
まずは、歯磨きそのものに慣れてもらうため、濡らしたガーゼや綿棒などで歯の汚れを拭き取ります。
その後、口内に異物が入る感覚に少し慣れたタイミングで、歯ブラシを使用し始めます。
1歳半~2歳くらいまでは何も付けずに磨き、うがいによって歯磨き粉を吐き出せるようになったタイミングで、少しずつ使い始めるのが理想的です。
幼児の歯磨き粉はどのように選ぶ?
幼児の歯磨き粉を選ぶ際は、以下の6つのポイントを押さえておきましょう。
・幼児用の歯磨き粉を選ぶ
・発泡剤が入っていないものを選ぶ
・研磨剤が入っていないものを選ぶ
・フッ素入りのものを選ぶ
・幼児が好む味のものを選ぶ
・ミント、メンソールが入っていないものを選ぶ
幼児用の歯磨き粉は、誤って飲み込んでしまったとしても、身体に害がないような安全な成分でつくられている上に、歯を傷つけるような成分はほとんど入っていません。
また、幼児が好むフルーツ系の味がする製品や、歯を強くするフッ素入りの製品もおすすめです。
幼児が歯磨き粉を飲み込んでしまった場合は?
たとえ少量でも、幼児が歯磨き粉を飲み込んでしまった場合、親御さんは気が気でないでしょう。
このような場合は、まず口内をゆすぎ、コップ1杯程度の水や牛乳を飲ませてください。
幼児用の歯磨き粉を使用していれば、こちらの処置で大きな問題にはならないことがほとんどです。
しかし、その後体調が悪化した場合や、大量の歯磨き粉を手に取り、そのまま飲み込んでしまった場合などは、早急に医師のもとを訪れましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・幼児の歯磨き粉を使い始めるのはうがいができる1歳半~2歳程度
・歯磨き粉を選ぶときには、安全性の高い幼児用がおすすめ
・子どもが好むフルーツ系の味がする歯磨き粉もおすすめ
・幼児が歯磨き粉を誤飲した場合、すぐに口内をゆすぎ、水や牛乳を飲ませるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。