小児は大人とは違って落ち着きがなく、鏡の前でじっとしながら歯を磨くことができない場合があります。
そのため、誤って転倒してしまうなどして、歯ブラシが喉に刺さってしまうリスクが高いです。
今回は、小児の喉に歯ブラシが刺さらないようにするために、親御さんが実践すべき対策について解説したいと思います。
歯磨き中は子どもから目を離さない
小児の喉に歯ブラシが刺さらないようにするために、親御さんは小児の歯磨き中、絶対に目を離さないようにしましょう。
特に、普段から落ち着きがなく、家の中で動き回ったり、走ったりするのが好きな小児は、転倒して歯ブラシが刺さってしまう可能性が高いです。
おすすめの方法は、親御さんの横に座らせて歯を磨かせるという方法です。
最初から座った状態であれば、立っている状態ほど動き回ることはありませんし、転倒する可能性も低くなります。
もちろん、歯ブラシを口にくわえたままにしている場合は、すぐにやめさせるようにしましょう。
喉突き防止歯ブラシを使用させる
小児の喉に歯ブラシが刺さるのを防ぐ方法としては、喉突き防止歯ブラシを使用させることも挙げられます。
喉突き防止歯ブラシとは、万が一口にくわえたまま転倒しても、柄の部分についたガードにより、喉の手前で止まるようになっている歯ブラシを指します。
ちなみに、喉突き防止歯ブラシは、事故によるケガを防ぎやすいものですが、柄の部分に突起があることから、これだけではしっかりとプラークを落とせない場合があります。
そのため、親御さんが仕上げ磨きには、ノーマルタイプの歯ブラシを使用しましょう。
その他の対策について
小児の喉に歯ブラシが刺さらないようにするためには、歯磨きをする場所にも注意しましょう。
例えば、ソファーなど足場が不安定なところで歯磨きをさせると、転倒やケガのリスクは高まるため、避けなければいけません。
また、親御さんがしっかり監視していたとしても、洗面所などにものがたくさん置いてあると、小児がつまずいて転倒する可能性は高くなります。
そのため、生活動線に置いてあるものはなるべく片付けることをおすすめします。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・小児の歯ブラシが喉に刺さるのを防ぐため、親御さんは歯磨き中、子どもから目を離してはいけない
・喉突き防止歯ブラシを使用させることで、転倒時のリスクは軽減される
・足場が不安定な場所で歯磨きをさせてはいけない
・小児の生活動線に物を置くと転倒リスクが高まる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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