小児の噛み合わせが悪くなってしまう3つの原因について

小児の口内は、ある時期を境に大きく変わっていきます。
生まれて6ヶ月ほどで乳歯が生え始め、2歳6ヶ月頃にはすべての乳歯が生え揃います。
しかし、口内に問題があったり、良くない行動を取っていたりすると、歯がキレイに生えないことがあります。
今回は、小児の噛み合わせが悪くなる原因について解説します。

指をしゃぶる

小児は眠い時や不安を感じているときに、指をしゃぶって安心感を得ようとすることがあります。
こちらは、お母さんのお乳を吸うのと同様の行為で、指をしゃぶることで、眠気や空腹、寂しさを紛らわそうとしているのです。

しかし、指をしゃぶるという行為は、前歯にかなり強い圧力がかかります。
そのため、小児が癖のように常に行っていると、前歯が前方へと押し出され、噛み合わせが悪化してしまうおそれがあります。

また、舌を前に突き出す癖も、同じように前歯を前方に押し出すことにつながるため、親御さんはなるべく注意してあげるようにしましょう。

口が開いている

小児の噛み合わせが悪くなる原因には、口が開いていることも挙げられます。

こちらは開口と呼ばれる症状で、起きているときも寝ているときも、無意識に少しだけ口が開いている状態を指しています。

本来、前歯は口が閉じていることにより、唇が外側から圧力をかけ、真っ直ぐ生えるようになっています。
しかし、口が常に開いていると、その圧力が弱まり、前歯が前に傾いて生えやすくなってしまいます。

よって、特に何もしていないときに口が開いているのを見つけた場合は、なるべく閉じるように意識させましょう。

虫歯

虫歯があることによっても、小児の噛み合わせは悪くなる可能性があります。
特に、乳歯の虫歯は、今後の噛み合わせに多大な影響をおよぼすため、絶対に放置してはいけません。

ある時期になると、小児の乳歯はすべて抜け落ち、新たに永久歯が生えてきます。
しかし、乳歯の虫歯が残ったままだと、まだ骨の中に埋まっている永久歯にまで感染し、生えてきたころにはすでにボロボロなっているということも起こり得ます。

もちろん、そうなると永久歯は正常に発育せず、結果的に歯が足りなくなり、噛み合わせは悪くなります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・小児が日常的に指をしゃぶっていると、前歯に圧力がかかり、嚙み合わせが悪くなりやすい

・舌を前に突き出す癖も、前歯を前方に押し出してしまう可能性がある

・普段から口が開いていると、外側からの圧力がなくなり、前歯が前方に傾きやすくなる

・乳歯の虫歯は永久歯の虫歯、噛み合わせの悪化につながるおそれがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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