虫歯が痛む原因や対処法について状況別に解説します

虫歯が少しでも痛む場合は、できる限り早急に歯科クリニックに通うべきです。
しかし、すでに診療時間外であったり、自身が仕事中であったりする場合は、どうしても来院するのが難しくなります。
ここからは、虫歯が痛む原因や通院するまでの対処法について、状況別に解説したいと思います。

虫歯治療中に歯が痛む原因と対処法

まずは、虫歯を治療している最中に歯が痛む原因について解説します。

虫歯は一度の通院ではなく、何度か歯科クリニックに通うことで完治しますが、次の治療が行われるまでの間に、痛みが生じることはよくあります。
特に、歯の根っこ部分(歯根)を治療する場合、膿が溜まったり、歯の周辺にある歯根膜が刺激されたりすることで、強い痛みを覚えることも考えられます。

上記のような虫歯治療中の強い痛みは、歯科クリニックで対処してもらわなければ根本的には解決しないため、痛みが出たときのために、前もって抗生物質や痛み止めをもらっておきましょう。

虫歯の治療が終わった後に歯が痛む原因と対処法

何度も歯科クリニックに通い、虫歯の治療が完了した後でも、歯が痛むことはあります。
こちらの原因としては、歯を削ったり乾かしたりすることで、神経が過敏になっていることが挙げられます。

熱いまたは冷たい飲み物や食べ物を口にしたとき、硬いものを噛んだときなどに痛みが出る場合は、こちらに該当する可能性が高いです。

また、虫歯治療が終わった後の痛みは、1～2週間程度経過すれば収まることがほとんどです。
そのため、なるべく常温のものや柔らかいものを選んで食べることをおすすめします。

虫歯の被せ物の部分が痛む原因と対処法

虫歯治療のために装着した被せ物の部分が痛む原因には、まず素材が金属である場合に、熱が伝わりやすくなることが挙げられます。

また、被せ物をしてしばらく経ってから痛むようになったという場合は、接着しているセメントが劣化し、その隙間から食べカスなどが入り込むことで、虫歯を発症している可能性があります。

よって、痛みが発生してから2週間程度は、なるべく刺激物を控えて様子を見るようにし、それでも痛みが引かないのであれば、歯科クリニックを訪れましょう。

まとめ

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯の根っこの治療中は、膿が溜まったり、歯根膜が刺激されたりすることで、痛みが生じることがある

・虫歯治療後に痛みが出る原因は、神経が過敏になっていること

・被せ物が金属製の場合、熱が伝わりやすく、痛みが生じやすくなる場合がある

・被せ物が劣化すると、虫歯を発症する可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!