睡眠中にマウスピースを装着するメリット・デメリットは?

マウスピースは、主にプラスチックでつくられた口内用の装着物であり、睡眠中に装着するものはナイトガードとも呼ばれます。
では、睡眠中にマウスピースを装着するメリット・デメリットには、一体どのようなことが挙げられるのでしょうか?
それぞれ細かく解説したいと思います。

睡眠中にマウスピースをつけるメリット

睡眠中、マウスピースを装着するメリットはいくつかありますが、やはり真っ先に挙げられるのは、歯ぎしりや食いしばりによる歯の擦り減りを防止できるということです。

眠っている間、無意識に行われるのが歯ぎしりや食いしばりであり、こちらは自身の体重の数倍にも上る負荷がかかると言われています。
そのため、特に対策をせずに放置していると、少しずつ歯が擦り減ったり、欠けたりすることにつながりますが、マウスピースを付けていればその心配はありません。

また、睡眠中にマウスピースを装着するメリットには、歯並びを調整できることも挙げられます。
歯並びがキレイになれば、食事がしやすくなるだけでなく、頭痛や肩凝りといった歯並びの悪さから来る症状も改善できる可能性があります。

ちなみに、金属アレルギーでなかなか歯の矯正に踏み出せなかったという方も、マウスピースであれば安全に使用できるため、おすすめです。

睡眠中にマウスピースをつけるデメリット

マウスピースは、無意識の歯ぎしりや食いしばりから歯を守ってくれたり、歯並びを良くしてくれたりする優れものですが、いくつかデメリットもあります。

まず、今まで何も付けずに眠っていた方にとっては、マウスピースの装着が大きな違和感になることが考えられます。
よって、装着している状態に慣れるまでは、少々寝づらい日が続くかもしれません。

また、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりがひどい方は、マウスピースによりいつもと違う位置で歯が固定されるため、朝起きたときに顎の痛み、だるさを感じることがあります。

ちなみに、市販のマウスピースであれば、高くても数千円程度で購入できますが、オーダーメイドの矯正治療用マウスピースは、作製に数十万円かかるケースもあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・睡眠中にマウスピースをつけるメリットは、歯ぎしりや食いしばりによる歯の擦り減り防止

・マウスピースをつけることで、就寝中に歯並びも調整できる

・睡眠中のマウスピース装着に伴う違和感は、慣れるまで少々時間がかかる

・矯正治療用のマウスピース作製には数十万円かかるケースもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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