子どもが好きなものと言えば、なんといってもおやつが挙げられます。
しかし、親御さんにおけるおやつの与え方によっては、子どもの虫歯リスクが急激に高まってしまうこともあるため、注意しましょう。
今回は、虫歯予防の観点から見た、理想的なおやつの与え方について解説したいと思います。
虫歯リスクが低いおやつについて
虫歯を予防するには、やはり虫歯リスクが低いおやつを与えることが大切です。
具体的には、糖分が少なく、なおかつ歯にくっつきにくいもの、長時間口に入れることがないものを与えるようにしましょう。
例えば、フルーツや野菜、乳製品などは、虫歯のリスクが低いだけでなく、子どもにとって重要な栄養補給にも適しているため、非常におすすめです。
逆に、キャンディやガム、キャラメルといったおやつは、極めて虫歯のリスクが高いため、あまり積極的に与えるべきではありません。
おやつの量と与えるタイミングについて
子どもの虫歯を予防するためには、与えるおやつの量やタイミングについても考慮しなければいけません。
まず量についてですが、こちらはなるべく空腹のときに、適正な量を与えることを心掛けましょう。
おやつを与えすぎると、必然的に食事を摂る量が減ってしまい、虫歯予防に必要な栄養素をしっかり補給できません。
また、おやつを与える時間に関しては必ず明確にしておき、それ以外のタイミングでは与えないことをおすすめします。
何度もおやつを与えると、ダラダラ食べ続けることにより、虫歯が進行しやすくなります。
ちなみに、おやつを与える回数については、3歳までが1日2回、3歳以上が1日1回と覚えておきましょう。
子どもがおやつを欲しがって泣いてしまったときは?
すでに与えたにもかかわらず、子どもがまだおやつを欲しがって泣いてしまったときは、虫歯の原因にならない甘味料を使用したおやつを与えてみましょう。
砂糖の代わりに甘味料が使用されているおやつには、カロリーもゼロのものが多く、これらは肥満のリスクも軽減することができます。
しかし、“代替甘味料入り”と記載されている商品であっても、一切砂糖を使用していないとは限らないため、与える前にパッケージは確認しておきましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・子どものおやつとしては、虫歯になりにくく栄養価も高いフルーツや野菜、乳製品がおすすめ
・虫歯を予防するには、なるべく空腹のときに適正な量のおやつを与えるべき
・おやつを与える時間は明確にし、その時間以外には与えないことが大切
・子どもがおやつを欲しがって泣いてしまったときは、甘味料入りのおやつを与えるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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