歯磨き粉を使用せずに歯を磨くメリット・デメリット

歯磨きをする際には、歯ブラシと歯磨き粉を使用するのが一般的であり、これらはセットと考えている方がほとんどです。
一方で、中には好みの問題で、何もつけずに磨くという方もいます。
ここからは、歯磨き粉を使用せずに歯を磨くメリット・デメリットについて解説したいと思います。

歯磨き粉を使わずに歯を磨くメリット

歯磨き粉を使用せずに歯磨きをするメリットとしては、まず歯を傷つけにくいということが挙げられます。
歯磨き粉の中には、研磨剤が含まれている製品もあり、こちらは歯や歯茎を傷つける可能性がありますが、使用しない場合はその心配もありません。

また、歯ブラシのみで歯を磨く場合、泡も立たないため、歯の汚れが見えやすく、磨き残しを防ぎやすいです。
こちらも、歯磨き粉を使用しないメリットの1つです。

もちろん、歯磨き粉を購入する必要がないため、単純に経済的な負担を減らすこともできます。

単純に支出を抑えられるのもメリット

家庭によって、歯磨き粉を使用する量は変わってきますが、歯磨き粉を使用しないことにより、こちらを購入するための支出を抑えられます。

歯磨き粉には、100円ショップで購入できるものから、1本数千円もする高級な商品まであり、少しでも良いものを使おうと、短いスパンで購入していると、その分は家計に響きます。

もちろん、歯磨き粉を買い替える頻度はそこまで多くないため、生活が厳しくなるほどの支出になることは考えにくいですが、少しでも他の費用に回したいという方にとっては、歯磨き粉を使わないというのも一つの選択肢だと言えます。

歯磨き粉を使わずに歯を磨くデメリット

歯磨き粉を使わずに歯を磨く場合、虫歯や歯周病、口臭などを予防する薬用成分の効果を得ることはできません。
得ることができるのは、単純に“歯を磨く”という行為そのものの効果のみとなります。

また、歯ブラシのみで歯を磨く場合、除去できる色素には限界があります。
そのため、毎日しっかり歯を磨いていたとしても、少しずつ色素は沈着し、最終的には茶色く変色してしまうおそれがあります。

その他、爽快感がないというのも、歯磨き粉を使わずに歯を磨くデメリットです。
歯磨き粉には、発泡剤や爽快感を得るための成分などが含まれているため、使用することで口内がスッキリしますが、歯ブラシのみの歯磨きでは、少し物足りなく感じることもあります。

大人になればなるほどデメリットは大きい

歯磨き粉にはさまざまな薬用成分が含まれているため、使用せずに歯を磨くと薬用効果が得られません。

先ほども少し触れましたが、多くの歯磨き粉には虫歯、歯周病、口臭などを予防する薬用成分が配合されています。
商品によっては、知覚過敏予防やホワイトニング効果を持つ歯磨き粉もあります。

また、大人になると、徐々に歯茎が下がって歯の根の部分が露出していきますが、露出した歯の根元は、特に虫歯になりやすいというリスクがあります。

金属やレジンなどの人工歯、詰め物をした歯の境目から、再び虫歯になることもあるため、薬用効果が得られないというデメリットは、大人になればなるほど響いてきます。

大事なのは歯垢をしっかり落とすこと

歯磨き粉を使用するのかしないのかにかかわらず、歯磨きで大事なことは、とにかく歯垢をしっかり落とすことです。
隅々まで磨き、虫歯や歯周病の原因となる歯垢を落とすことができれば、歯磨き粉を使用しなくても大丈夫です。

ただし、口臭防止やホワイトニングなど、歯を磨くだけではなかなか得られない効果を得たいという方は、希望に沿った歯磨き粉を使用することをおすすめします。

歯磨き粉がないときのデンタルケアの方法

歯磨き粉がない状態で歯磨きを行う場合、まず歯ブラシを水に濡らし、いつも通り磨いてみましょう。
歯磨き粉を付けないことにより、歯磨き粉の爽快感にごまかされず、自身の舌で歯にプラークが付いているのが感じ取れるようになります。

外出先など、歯ブラシもないというケースであれば、一番手軽にできるデンタルケアはうがいです。
水を口内の隅々まで行き渡らせることで、虫歯のリスクを減らすことにつながります。

このとき、洗口液があればあわせて使用しましょう。
殺菌効果や口臭予防効果のあるものを使うと、非常に効果的です。

また、歯ブラシがないものの、どうしても歯を磨きたいという場合には、指磨きがおすすめです。
指をキレイに洗った上で、主に指の表面を使って食べカスやプラークを除去していきます。

もし、指で歯を磨くのに抵抗があるのであれば、市販の歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて行いましょう。
歯の表面に触れることで、磨いた後のツルツル感を実感できます。

ちなみに、キシリトールガムを噛むことも、歯磨きの代わりになるデンタルケアの方法です。

唾液には、消化を補助する役割だけでなく、洗浄や殺菌作用もあり、こちらは口内を清潔に保つためには欠かせない存在です。
ガムを噛むことで、唾液の分泌を促進できます。

特に、キシリトール入りのガムであれば、虫歯予防効果も期待できます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯磨き粉を使用しない場合、歯を傷つける心配が少ない

・泡立たないため、汚れが見えやすくなるのも、歯磨き粉を使用しないメリット

・歯磨き粉を使用しない場合、薬用成分の効果を得ることはできない

・歯磨き粉を使わずに歯を磨くと、発泡剤などの爽快感を得ることもできない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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