世の中には、歯の違和感や痛みがあるにもかかわらず、なかなか歯科クリニックに通えないという方も多いです。
このような方のほとんどは、何かしらの理由により、「通うのが怖い」と感じています。
ここからは、歯科クリニックに通うのが怖くなる主な理由について解説したいと思います。
子どもの頃のトラウマがある
歯科クリニックに通うのが怖くなる代表的な理由としては、まず子どもの頃のトラウマが挙げられます。
子どもの頃に受けた治療が痛かったり、当時の先生の対応が良くなかったりしたことにより、どうしてもそのイメージが頭から離れず、怖くて通えないという方は少なくありません。
しかし、現在の歯科クリニックにおける技術は、数十年前よりもずっと進歩していますし、先生の対応も非常に丁寧になっています。
何より、治療内容を理解できるようになったことで、「何をされるかわからない」という恐怖心はなくなっているため、安心して歯科クリニックに通いましょう。
ニオイ、音が苦手
歯科クリニックに通うのが怖くなる理由としては、ニオイや音が苦手ということも挙げられます。
過去に何か嫌な思いをしたわけではなくても、歯科クリニックにおける消毒液の独特なニオイ、歯を治療する器具の音などに苦手意識があることで、どうしても恐怖心を抱いてしまうという方は多いです。
しかし、近年歯科クリニックにおける独特なニオイは、大幅に緩和されてきています。
また、静音設計の治療器具も多く、ニオイや音が原因で恐怖をおぼえるというケースは減少傾向にあります。
口内の状態を指摘されたくない
歯科クリニックに通うのが怖くなる理由としては、先生に口内の状態を指摘されたくないということも挙げられます。
長年、何らかの理由によって歯科クリニックに通っていなかった方は、虫歯が進行していたり、口内環境がかなり悪くなったりしている可能性もあります。
このような状態の口内を見た先生に、「なぜもっと早く来院しなかったのか」と指摘されるのを怖がり、一歩が踏み出せないという方も少なくありません。
しかし、実際は「歯科クリニックが苦手で、なかなか通えなかった」という旨を伝えれば、怒られることも呆れられることもなく、丁寧に治療してくれます。
痛みへの不安
これまで一度も歯科クリニックに通院したことがない方は、治療における痛みへの過度な不安から、通院が怖くなってしまうこともあります。
歯科クリニックでの歯科治療についてあまり詳しくない方は、“治療=痛い”というイメージを持っていることも多いです。
このような固定観念は、麻酔注射に対する恐怖心を抱いたり、治療の痛みに敏感になったりすることにつながります。
そのため、まずは“治療=痛い”という考えを一旦捨てましょう。
確かに、場合によっては多少痛みが出ることはありますが、耐え難いほどの強い痛みにおそわれるというケースは極めて少ないです。
身動きが取れない状態
歯科クリニックへの恐怖心を抱く理由としては、身動きが取れない状態で施術を受けなければいけないことも挙げられます。
虫歯などの治療を行う際は、診察台に横たわり、口を開けたままじっとしていなければいけません。
このような状況に対し、不安や恐怖を感じる方もいます。
しかし、実際は一切身動きが取れないというわけではありません。
歯科治療中は、患者さんの負担を軽減するために、適宜休憩が設けられます。
もちろん、休憩時には口内を洗い流すこともできるため、不安な状況や不快な状況が長時間続くということは考えにくいです。
個人的な空間への侵入
歯科クリニックで治療を受ける際には、歯科医師や歯科衛生士が患者さんに顔を近づけることになります。
口内は非常にデリケートな部分であるため、顔を近づけて治療を行うのは致し方ないことですが、患者さんによってはこの状況が歯科クリニックへの恐怖心を助長します。
人はパーソナルスペースに他人が侵入したとき、少なからず不安や恐怖心を抱くものです。
それでも、あらかじめカウンセリングなどの際に歯科医師、歯科衛生士とコミュニケーションを取っていれば、このような不安は軽減されます。
高額な治療費
一般的な虫歯治療などは、保険が適用される保険診療です。
そのため、そこまで治療費が高額になることはありません。
一方、セラミック治療などの審美面を重視した治療は、保険が適用されず治療費が高くなる傾向にあります。
こちらの金額が大きくなるのをおそれて、歯科クリニックに通うのが怖くなるというケースもあります。
もちろん、自由診療の治療が高額になりやすいのは事実です。
しかし、患者さんが思っているだけで、実際は保険診療でも対応できる症状かもしれません。
そのため、治療費が高額になるのをおそれている方は、まず歯科クリニックに相談するところから始めましょう。
カウンセリングで患者さんの要望を伝えれば、歯科クリニック側から保険診療の治療が提案されることもあります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・子どものときのイメージが悪いと、歯科クリニックに通うのが怖くなる
・独特なニオイや音が苦手であることも、歯科クリニックが怖くなる理由の1つ
・悪化した口内環境を指摘されるのが嫌で、歯科クリニックに通うのが怖くなる方もいる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。