虫歯の治療に関するよくある質問にお答えします!

虫歯という症状自体は誰もが知っているものですし、もし発症したのであれば、歯科クリニックに通わなければいけないことについても、理解している方は多いかと思います。
しかし、虫歯の治療については、あまり知識を持っていないという方がほとんどです。
今回は、虫歯の治療に関するよくある質問にお答えしたいと思います。

虫歯は治療しなくても治ることがある?

虫歯について、「治療しなくても治ることがあるって本当?」という質問をされる方は多いです。
結論からいうと、ごく初期の虫歯であれば、削ったり抜いたりしなくても自然治癒させることが可能です。

虫歯菌が歯のエナメル質を侵食し始めた段階であれば、再石灰化という身体が持つ機能により、溶けた部分が修復されます。

ただし、初期段階であれば必ず自然に治るのかというと、決してそういうわけではありません。
プラークを徹底的に除去し、なおかつ口内を再石灰化に適したアルカリ性にしなければ、虫歯は進行の一途をたどります。

痛くない虫歯治療はある?

これから虫歯治療を受けようと考える方の中には、「痛くない虫歯治療はある?」という質問をされる方が多くいます。

一般的に虫歯の治療と聞くと、歯を削って詰め物をするというイメージが強いですが、近年は歯科技術の進歩に伴い、新たな考え方が提唱されるようになりました。
それは、できる限り歯を削らず、抜かず、健康な歯を残すという考え方です。

軽度の虫歯であれば、上記のような考え方に則った虫歯治療を行うことができ、こちらには当然痛みもありません。
具体的には、唾液検査によって口内環境をチェックした後、その改善を行う治療や、ミネラルやフッ素の補給などが挙げられます。

年齢を重ねてから虫歯治療を受けるリスクは?

中高年~高齢者の方の中には、「年齢を重ねてから虫歯治療を受けるリスクはある?」という質問をされる方もいます。

年齢を重ねると、循環器疾患や心疾患、糖尿病といった基礎疾患を抱える可能性も高くなりますが、このような場合は虫歯治療で使用する麻酔、服用する薬が身体に悪影響を及ぼさないか注意しなければいけません。
こちらが、中高年~高齢者の方が虫歯治療を受ける際のリスクです。

ただし、逆に虫歯治療を行わなかった場合、動脈硬化や肺炎などにかかりやすくなり、こちらの方がリスクは高いと言えます。

妊娠中でも虫歯は治療できる?

妊娠している方でも、虫歯治療を受けることは可能です。

妊娠中は女性ホルモンや悪阻の影響により、虫歯や妊娠性歯肉炎を発症しやすくなります。
そのため、特にブラッシングなどのセルフケアを意識し、虫歯がある場合は早めに治療を受けなければいけません。

ただし、妊娠中は避けた方が良い治療もあります。
例えば親知らずの抜歯やインプラント治療などは、身体への負担が大きいため、おすすめできません。

また妊娠中の場合、服用できない飲み薬などもあるため、妊娠している方または妊娠している可能性がある方は、必ず歯科クリニックの医師に伝えましょう。

虫歯治療を受けたのに歯がしみるのはなぜ?

虫歯治療を受けたにもかかわらず、歯がしみて痛みを感じることがあります。
こちらは、虫歯が大きい場合に起こり得ることです。

虫歯が大きい場合、歯を切削する部分も大きくなりますが、こうなると詰め物や被せ物が神経に近くなります。
そのため、神経に刺激が伝わりやすく、痛みも出やすいです。

またこのような症状は、一般的に治療から1ヶ月程度経過すれば治まってきます。
しかし、何もしなくてもズキズキと痛みが続くようであれば、神経を除去しなければいけない可能性があります。

虫歯を治療すれば口臭も改善する?

虫歯を治療したことで口臭が軽減されるかどうかは、患者さんの状態によって異なります。

口臭の原因はさまざまであり、起床時など生理的な要因を原因とすることもありますし、ストレスや飲食物によって引き起こされることもあります。
また病気由来の口臭であっても、歯周病などに代表される虫歯以外の口腔疾患が原因になっていることも考えられます。

さらに、糖尿病などの全身疾患が原因となり、口臭が発生することもあります。
そのため、虫歯を治療したからといって、以前よりも口臭が軽減されるとは限りません。

虫歯治療時の麻酔における副作用は?

虫歯治療時には、表面麻酔や浸潤麻酔などが使用されますが、こちらにはいくつかの副作用があります。
代表的なものとしては、局所麻酔中毒が挙げられます。

局所麻酔中毒は、局所麻酔薬の血中濃度が急激に上昇することにより、あらゆる中毒症状が現れる病態です。
例えば興奮や頻脈、血圧上昇などから始まり、最終的には無呼吸や心停止といった深刻な症状が現れることもあります。

ただし、通常の虫歯治療において、このような副作用が起こるリスクは極めて低いです。
なぜなら、虫歯治療に使用する麻酔の量は最小限にとどまるからです。

また虫歯治療を行うにあたっては、中毒症状が起こりにくい方法で麻酔処置を施しています。
そのため、心配する必要はほとんどありません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・初期段階の虫歯であれば、治療をしなくても自然に治ることがある

・軽度の虫歯の場合、痛くない虫歯治療を受けることができる

・中高年~高齢者には虫歯治療のリスクがあるものの、治療しない方がリスクは高まる

・虫歯治療に関する質問は信頼できる歯科クリニックへ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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