旅行中に虫歯が痛みやすい理由と対処法をお教えします

どこかに旅行にすることで、日々のストレスを解消しているという方は少なくないと思います。
しかし、旅行中は虫歯が痛みやすいとされています。
もし、楽しいひとときに痛みが発生したら、気になって旅行どころではありません。
そこで今回は、旅行中に虫歯が痛みやすい理由と対処法を解説しましょう。

飛行機に乗ると虫歯が痛みやすい

国内外問わず、旅行の際には飛行機に乗る方もいます。
しかし、出発時点で軽度の虫歯を発症している方は、飛行機への搭乗が原因で痛みが出る可能性があるため、注意しましょう。

私たちの歯の内側には“歯髄腔(しずいくう)”という神経の入った空洞が存在します。
飛行機に乗って気圧が下がると、こちらの空洞が膨張し、痛みとなってあらわれることがあります。

ちなみに、このような飛行機内での独特な歯の痛みを“航空性歯痛”といい、気圧の変化が原因であることから、登山やスキューバダイビングでも発症し得るため、覚えておきましょう。

旅行疲れも虫歯が痛む理由の1つ

旅行は非常に楽しいものですが、楽しくてついつい無理な日程を組んだり、夜更かしをしたりしがちです。
このような状況が数日間続くと、体力が低下し、睡眠も不足するため、虫歯の痛みがひどくなる可能性があります。

よって、たとえどれだけ楽しくても、旅行中はしっかり睡眠時間を確保し、疲れを溜めないようにしましょう。

ちなみに、旅行先でお酒を飲んだときは、どれだけ心地良くても、いつも通り歯磨きをしてから就寝してください。

旅行中に虫歯が痛くなったときの対処法

国内旅行において、どうしても虫歯が痛くて耐えられないときには、最寄りの歯科クリニックに連絡すれば問題ありません。

しかし、海外旅行の場合、治療費はとても高額になってしまいます。
なぜなら、海外ではすべての歯科治療が保険適用外となるからです。

このような状況を避けるために、旅行前には歯科治療費の補償がある海外旅行保険に加入しましょう。
こちらに加入していれば、保険会社から治療費の補償が受けられます。

ただし、治療内容や状況によっては、補償の対象外になることも考えられるため、詳細は各社ホームページで確認しておきましょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・飛行機に乗ると、気圧の関係で歯髄腔が膨張し、虫歯が痛みやすくなる

・旅行中は無理な日程をこなすことなどで疲れやすく、それが原因で虫歯が痛み出すこともある

・旅行中に虫歯が痛んだ場合に備えて、事前に歯科治療費補償付きの海外旅行保険に加入すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!