“あいうべ体操”の方法と虫歯・歯周病予防効果について

虫歯や歯周病を予防するためには、口内環境を改善できるよう、さまざまな角度からアプローチする必要があります。
もちろん、ここでいうアプローチには歯磨きも含まれていますが、あわせて実施していただきたいのが“あいうべ体操”です。
今回は、こちらの方法と虫歯・歯周病の予防効果について解説しましょう。

あいうべ体操の概要と方法

あいうべ体操とは、福岡の“みらいクリニック”で院長を務める今井一彰氏が考案した口のストレッチをいいます。
いつでもどこでも実施できるもので、食後に10セット、1日30セットを地道に継続することで効果を発揮します。

方法としては、以下の4つの動作を順番に繰り返します。
声は出しても出さなくても構いません。

・「あー」と口を大きく開く(普段よりも大きめに)
・「いー」と口を大きく横に広げる(首に筋が張るくらい)
・「うー」と口を強く前に突き出す
・「べー」と舌を突き出して下に伸ばす(顎の先を舐めるイメージで)

これらの動きを1セットとし、1日30セットを目安に実施しましょう。
ただし、真剣に行うとかなり疲れるため、慣れるまでは2~3度に分けて行うことをおすすめします。

その他、顎関節症の方や、顎を開けると痛む方は、回数を減らすか「いー」または「うー」のみを繰り返してください。
「いー」「うー」の動きは、関節に負担がかからないため、何度行っても大丈夫です。

あいうべ体操の虫歯・歯周病予防効果

あいうべ体操の虫歯・歯周病予防効果としては、まず唾液量が増加することが挙げられます。
唾液には殺菌作用や、口内を綺麗にする作用があるため、増加すれば虫歯菌や歯周病菌は口内に滞在しません。

その他、口呼吸を改善してくれるところも、あいうべ体操の虫歯・歯周病予防効果の1つです。

口呼吸は、筋力の衰えによって舌の筋肉が下がることにより、下顎も同じように下がり、口が開いてしまうことで発生します。
そして、そのままの状態で日々を過ごしてしまうと、唾液が減少したり、歯周病菌が繁殖したりするため、放置しておくのは良くありません。

このように、あいうべ体操を毎日欠かさず行えば、舌の筋肉が鍛えられ、口の上側にくっつくようになるため、次第に口呼吸は次第に鼻呼吸に変わっていきます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・あいうべ体操は、虫歯・歯周病予防効果が期待できる口のストレッチ

・食後に10セット、1日30セットを地道に継続することで効果を発揮する

・慣れるまでは食後の10セットを2~3回に分けて行うべき

・あいうべ体操を継続すると唾液量が増え、口呼吸も改善される

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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