虫歯を発症している方は、氷をくるんだタオルや解熱シートなどで頬を冷やすと、一時的に痛みを和らげることができます。
反対に、虫歯の症状が悪化する可能性があるため、身体を温める行動は取らないことをおすすめします。
今回は、身体を温める行動とは何か、具体的に解説しましょう。
入浴
虫歯の方が避けるべき、身体を温める行動としては、まず“入浴”が挙げられます。
ゆっくりと湯船に浸かり、身体をリラックスさせることができれば、歯の痛みも軽減されると考える方もいるかもしれませんが、こちらの考えは正しくありません。
入浴すると、血行が促進されるため、かえって虫歯の痛みは強くなってしまいます。
ただし、一切入浴をしてはいけないというわけではありません。
軽くシャワーを浴びる程度であれば、芯から身体が温まることはないため、歯が痛む場合はこれくらいで済ませておきましょう。
運動
虫歯の方が避けるべき、身体が温まる行動には“運動”も挙げられます。
理由は入浴と同じで、血行が良くなることにより、痛みが増してしまう可能性があるからです。
ちなみに、ここでいう運動とは、筋トレやランニングなどの自主的なものだけでなく、身体を動かすこと全般を指しています。
つまり、仕事で身体を動かすことも含まれているということです。
例えば、運送業や土木業といった仕事に就く方は、必然的に運動をしてしまうため、なるべく早めに歯科クリニックを訪れましょう。
我慢して仕事を続ければ続けるほど、虫歯の症状は悪化してしまいます。
飲酒
“飲酒”も、虫歯の方が避けるべき、身体を温める行動の1つです。
アルコールを摂取した後には、身体が温かく感じることがあります。
こちらは、入浴や運動のように、実際に温まっているわけではありませんが、やはり血流を良くすることにつながるため、決して虫歯には優しくありません。
ちなみに、アルコール飲料には酸性のものが多いです。
よって、ワインやビール、ハイボールなどを長時間飲み続けると、歯を強い酸性にさらすことになり、酸蝕症を発症してしまう可能性があります。
つまり、虫歯でない方でも、ダラダラと長時間飲酒することは控えるべきだということです。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯の方が長時間入浴すると、身体が温まり痛みが増す可能性がある
・激しい運動も、虫歯の痛みが増加することにつながりやすい
・仕事上どうしても運動しなければいけない方は、早めに歯科クリニックを訪れるべき
・血行が良くなる飲酒も、虫歯の方が避けるべき行動の1つ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。