虫歯の予防方法として効果的な“重曹うがい”について

フッ素入り歯磨き粉の使用、歯科クリニックでの定期的なメンテナンスなど、虫歯を予防できる方法はいくつかあります。
今回は、これらの虫歯予防方法とあわせて採り入れたい“重曹うがい”について解説したいと思います。
どなたでもすぐに実践できますので、ぜひ参考にしてください。

重曹とは?

そもそも重曹とは、正式名称を“炭酸水素ナトリウム”というものであり、弱アルカリ性の物質です。
掃除用や食用、医薬用など幅広く使用されるもので、食塩水を原料に二酸化炭素を加えることで作られます。

ちなみに、重曹は元々人体に存在する物質であるため、体内に取り入れても特に問題はありません。

虫歯予防に最適な重曹うがいについて

虫歯の予防方法として効果的な重曹うがいは、専用のうがい液を作成し、こちらを用いてうがいをするというシンプルなものです。

重曹は前述の通り弱アルカリ性であり、酸性の口内を中和させる働きがあります。
つまり、歯が酸によって溶かされ、虫歯になるのを防いでくれるということです。

特に、食後は口内の酸性が強くなるため、毎食後重曹うがいを行うことで、虫歯のリスクは大幅に減少するでしょう。

重曹うがいに使用するうがい液は、500mlの水に重曹を小さじ1杯ほど入れ、よく混ぜるだけで簡単に作ることができます。
ペットボトルがあれば、振るだけですぐに混ざるため、ぜひ使用してみましょう。

重曹うがいのその他の効果

虫歯予防に効果のある重曹うがいですが、実は効果はこれだけではありません。

重曹には、酸性を中和させる効果だけでなく、防臭効果もあります。
よって、口臭が気になるという方にも、重曹うがいはおすすめです。

その他、重曹の研磨作用により、歯の表面についた色素を落とし、白く美しい歯を形成してくれます。
タバコなどにより、歯の黄ばみが目立つという方は、一度実践してみましょう。

ちなみに、重曹の研磨作用は、簡単にいうと凹凸を平坦にする作用であるため、これまでザラザラしていた歯の表面をツルツルにしてくれます。
重曹うがいを行った後、舌で歯に触れてみると分かりやすいですから、ぜひお試しください。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・重曹は弱アルカリ性の物質で、元々人体に存在するもの

・虫歯の予防法として効果的な“重曹うがい”は、専用のうがい液で行うもの

・重曹は酸性を中和してくれるため、歯が酸によって蝕まれるのを防ぐ

・重曹うがいには、口臭を予防したり、歯の表面を綺麗にしたりといった効果もある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!