“研磨剤”が入った歯磨き粉の良い点と悪い点について

私たちが普段使用している歯磨き粉には、“研磨剤”という成分が入っています。
パッケージには“清掃剤”と記載されることも多いこちらの成分は、文字通り歯を綺麗にするためのものであり、ザラザラとしているのが特徴です。
今回は、研磨剤が入った歯磨き粉の良い点、悪い点について解説しましょう。

研磨剤入り歯磨き粉の良い点

研磨剤が入っている歯磨き粉の場合、歯の表面についた着色を落としてくれます。
こちらは、タバコをよく吸う方、ワインやコーヒーなどをよく飲む方などにとっては、非常に良い点だと言えるでしょう。

その他、元の歯の色よりも白くなることはありませんが、ある程度ホワイトニング効果は期待できます。

研磨剤入り歯磨き粉の悪い点

研磨剤が入った歯磨き粉を多用すると、歯のエナメル質を傷つけてしまうおそれがあります。
エナメル質の下には、神経に繋がる象牙質があり、こちらにも傷がつくと、今度は神経にも影響が出てしまいます。
そのまま気づかずに歯磨きを続けると、知覚過敏の症状が出る可能性もあるため、注意しましょう。

その他、研磨剤は歯茎の炎症が起こる原因になることもあります。

研磨剤は硬くザラザラした成分であるため、口内に入ってもすぐに溶けてなくなりません。
よって、歯磨き後のすすぎが不十分で、歯茎周辺に研磨剤が残ってしまうと、そちらに食べカスが付着し、炎症や歯周病に繋がってしまうおそれがあります。

子どもの歯磨きでは研磨剤なしの製品を選ぼう

子どもの歯磨きをする親御さんは、必ず研磨剤が入っていない歯磨き粉を選びましょう。
理由としては、子どもの歯に研磨剤入り歯磨き粉を使用するメリットが、これといってないことが挙げられます。

幼い子どもはワインやコーヒーなどを飲まないため、ステインによる歯の着色汚れが出ることはありません。
歯垢さえ取り除けば、ある程度白い歯はキープできます。

そして、乳歯は永久歯と比べて柔らかく、研磨剤入り歯磨き粉を使用してしまうと、傷つく可能性が極めて高いです。

もし、少しでも子どもの歯を綺麗にしたいというのであれば、研磨剤に頼らず、歯科クリニックでクリーニングを施してもらう方が良いでしょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・研磨剤はザラザラした感触が特徴の歯を綺麗にする成分

・研磨剤入り歯磨き粉を使用すれば、着色汚れが落ち、ホワイトニング効果も得ることができる

・研磨剤はエナメル質の傷や歯茎の炎症につながるおそれがある

・子どもの歯磨きをするときは研磨剤なしの歯磨き粉を使用すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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