歯ブラシがなくても実践可能!~災害時の虫歯ケアについて~

地震や台風等の災害が発生し、急遽避難しなければいけなくなった場合、手元に歯ブラシがない可能性があります。
とはいえ、歯をそのままにしていると、虫歯のリスクは高まってしまいます。
そこで今回は、歯ブラシがなくても実践できる、災害時の虫歯ケア方法を解説しましょう。

ガーゼ等を使用する方法

災害時、手元に歯ブラシがない場合は、清潔なガーゼやハンカチ等を使用して、虫歯をケアしましょう。

具体的には、まずペットボトルの水等で少しだけガーゼ、ハンカチを濡らします。
こちらを指先に包み込むように巻き付け、人差し指の腹で歯や口全体の汚れを優しく拭き取ります。
このとき、歯の表面だけでなく、裏側や頬の内側などの粘膜も掃除することを忘れないようにしましょう。

こうするだけでも、虫歯のリスクは多少下がりますし、食べカスが残ることによる口臭も発生しにくくなります。

唾液を多く出す方法

災害時、歯ブラシだけでなく、ガーゼやハンカチなども持っていない場合は、できるだけ唾液を多く出して、虫歯をケアすることも考えましょう。
唾液には、口の中の汚れを洗い流す効果があり、多く分泌させることで、虫歯のリスクはある程度軽減されます。

具体的にはアゴの付け根、すなわち耳の真下のあたりをマッサージして温め、唾液が出やすくなるように心掛けましょう。
一切ケアをしない場合と比べると、大きな洗浄効果が期待できます。

その他の方法

その他の方法としては、まず“ガムを噛む”という方法が挙げられます。
ガムを噛めば、たくさん唾液を分泌させることができ、ストレス軽減にも繋がりやすいため、口内環境は良くなります。

しかし、このとき噛むのは“シュガーレスガム”、つまり砂糖が入っていないガムでなければ意味がありません。
一切砂糖が入っておらず、なおかつキシリトールが配合されているガムであれば、歯を汚れから守ってくれます。

そして、分泌した唾液の蒸発を防ぐ方法としては、“マスクをつける”という方法も挙げられます。
マスクをすれば、吐息によって内側に水分が溜まりやすく、すぐに口内が乾くこともありません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・災害時に歯ブラシがないときは、ガーゼやハンカチで歯と口内を拭くのがおすすめ

・唾液を多く出すことも、災害時の虫歯ケア方法としては効果的

・シュガーレスガムを噛むと唾液の分泌、虫歯予防に繋がりやすい

・マスクをつけると、内側の水分により唾液の蒸発を抑えることができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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