多くの患者様は、治療が必要と感じたときに歯科クリニックを訪れるでしょう。
しかし、具体的にいつ来院すべきなのかについては、わからない方も多いのではないでしょうか?
今回は、歯科クリニックに来院すべきタイミングと、なるべく早く訪れた方が良い理由について解説したいと思います。
歯に違和感、不安を覚えたとき
“歯科クリニックに通う=治療”というイメージがある方も多いかもしれませんが、実際そのようなことはありません。
歯に違和感や不安を覚えたとき、“相談”をする場所として、歯科クリニックに訪れる方もいます。
よって、少しでも自身の歯について気になることがある場合、それは歯科クリニックに来院すべきタイミングと言えます。
もちろん、「少し歯が痛い」「以前より歯茎が腫れている気がする」といった違和感であれば、必ず歯科クリニックで診てもらわなければいけません。
何年も歯科クリニックに訪れていないとき
痛みなどの自覚症状がないことで、長い間歯科クリニックに訪れていない方は少なくないでしょう。
しかし、気になることがないからといって、何年も来院しないのは危険です。
虫歯は本人が気づかないうちに進行する可能性もありますし、詰め物も素材によっては数年で劣化し、口内環境を悪くする原因となります。
よって、「前回の治療から、しばらく歯科クリニックに行っていないな」と感じたタイミングで来院するのも良いでしょう。
なるべく早く歯科クリニックに訪れた方が良い理由
少しでも違和感がある方、治療から期間が空いていると感じる方は、できるだけ早く歯科クリニックに訪れましょう。
初期症状であれば、メンテナンスやクリーニングなど、一度の簡単な治療で改善される可能性があります。
逆に、ある程度虫歯が進行している場合、最低でも2~3回は通院しなければいけませんし、完治までの時間も長くなります。
もっと言えば、違和感を放置していると、歯の根っこ部分に炎症が起こり、どれだけ注意をして治療しても、多少は痛みを感じてしまいます。
よって、治療の痛みを軽減させるためにも、歯科クリニックに訪れるタイミングは早めた方が良いでしょう。
歯の表面に黒い点や変色を見つけたとき
毎日鏡で歯を見ているときに、歯の溝や表面に小さな黒い点、あるいは不自然な茶色い変色を見つけた場合は、虫歯が始まっている可能性が非常に高いです。
特に奥歯の溝や歯と歯の間は、自分では見えにくく、歯ブラシも届きにくいため虫歯が進行しやすい場所です。
初期の虫歯は痛みを伴わないことが多いため、「痛くないから大丈夫」と過信するのは禁物です。
放置すると、歯の内部にある象牙質や神経へと一気に進行してしまいます。
まだ痛みがないこの段階で受診すれば、歯を削る量を最小限に抑えられ、簡単な詰め物だけで治療を終えることができます。
起床時の口臭が気になるとき
朝起きたときや、日中ふとした瞬間に自分の口臭が気になり始めたら、口の中にトラブルが隠れているサインです。
口臭の主な原因の約9割は口の中にあり、特に歯周病の進行や進行した虫歯、舌の表面に溜まる舌苔などが原因となります。
歯周病菌が排出するガスは特有の強い臭いを放つため、自分だけでなく周囲に不快感を与えていることもあります。
また丁寧なブラッシングだけで口臭を完全に消すことは難しく、歯科クリニックでの専門的な原因追究が必要です。
ブラッシングで歯茎から血が出るとき
ブラッシングをしているときや、リンゴなどをかじったときに歯茎から出血する場合、それは歯肉炎や歯周病の初期症状です。
健康な歯茎は引き締まっていて、ブラッシング程度で出血することはありません。
しかしプラークが溜まると歯茎が炎症を起こし、充血して少しの刺激でも出血しやすくなります。
これを見過ごして放置すると、歯を支える骨が溶ける本格的な歯周病へと進行し、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまいます。
出血は口内の危険信号です。
歯科クリニックで、ブラッシングでは落とせない原因菌の塊をキレイにクリーニングしてもらい、正しいセルフケア方法を学ぶことで、引き締まった歯茎を取り戻せます。
歯茎が下がって歯が長くなったように見えるとき
以前に比べて「歯が長くなった気がする」「歯と歯の間の隙間が広がって食べ物が詰まりやすくなった」と感じる場合は、歯茎が退縮しているサインです。
これは加齢だけでなく、進行した歯周病によって歯を支える骨が溶けたり、間違った強い力でのブラッシングが原因で歯茎が傷つき、削れてしまったりすることで起こります。
歯茎が下がると、本来守られているはずのデリケートな歯の根元が露出し、虫歯になりやすくなったり、知覚過敏を引き起こしたりします。
下がってしまった歯茎を自然に元に戻すことは困難なため、これ以上進行させないことが最優先です。
歯科クリニックで原因を突き止め、適切なケアと治療を受けましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・少しでも歯に違和感、不安がある場合は歯科クリニックに訪れるべき
・何年も治療や検診を受けていないときも、歯科クリニックに通うべきタイミング
・早めに来院すれば短い通院で済む可能性が高い
・早いタイミングで来院すれば、治療時の痛みも軽減できる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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