電動歯ブラシを使用するメリットとデメリットについて

日々の歯磨きを徹底することは、虫歯予防の基本です。

近年は、電動歯ブラシを使用して歯磨きをする方も増えていますが、きちんとメリット・デメリットは理解されているでしょうか?

具体的に解説しますので、今まさに電動歯ブラシを使用している方、今後使用するつもりの方は、ぜひ参考にしてください。

電動歯ブラシの概要

電動歯ブラシは、電気の動力により、ヘッドが自動で動く歯ブラシです。

ヘッドの動きはスライド式、回転式、または双方を組み合わせたものに分かれ、稼働速度によって“音波ブラシ”、“超音波ブラシ”に細分化されることもあります。

電動歯ブラシと聞くと、少し価格が高いイメージがあるかもしれませんが、すべての商品がそうとは限りません。

近年は、100円ショップなどで購入できる安価な商品も販売されています。

電動歯ブラシのメリットについて

電動歯ブラシは自動で動作するため、ゴシゴシと手を動かす必要がありません。

その上、振動によって短時間で効率的にプラークを除去できるため、仕事等で忙しい方に愛用されているケースが多いです。

その他、歯磨きが苦手な方、手指機能が低下している方でも使用しやすい点や、手動の歯ブラシでは届きにくい箇所の清掃効果が期待できる点も、電動歯ブラシのメリットと言えるでしょう。

ちなみに、電動歯ブラシの中には、イオン効果をうたった製品や、舌苔除去効果のある舌ブラシを搭載する製品など、多機能なものも存在します。

歯にかける圧力を一定にできるのもメリット

電動歯ブラシは電気の力で動くため、軽く支えるように持つだけで一定の圧力をかけて磨けます。

手動であれば力を入れすぎてしまうところや、磨きにくく力が入らないところもあるかと思います。
電動歯ブラシにはそのような心配がなく、すべての歯を同じ力で磨くことができます。

そのため、特に歯並びが良くない方などは、ブラッシングの効果をより実感できる可能性が高いです。

電動歯ブラシのデメリットについて

電動歯ブラシはとても便利な口腔ケア製品ですが、歯の汚れている部分、汚れやすい部分にしっかりと毛先を当て、あまり動かさず振動を利用してプラークを除去するようにしないと、歯磨きが不十分になる可能性があります。

当然、磨き方によっては、歯や歯茎を傷つけてしまうことも考えられます。

特に、高速振動の電動歯ブラシは、歯が揺れていたり、出血したりしやすい方にとって、少し刺激が強すぎるかもしれません。

その他、高級なものは数万円することもありますし、手動の歯ブラシと比べて重いため、長時間使用すると手が疲れます。

電池交換にかかる手間や費用に関しても、デメリットと言えるでしょう。

磨けたつもりで磨き残しに気付きにくい

電動歯ブラシは、手動の歯ブラシよりも“磨けたつもり”になりやすく、磨き残しに気付きにくいことが危惧されます。

実際使用してみるとわかりますが、電動歯ブラシはわずかな時間で歯の表面をピカピカにすることができます。
しかし、表面のピカピカ具合に満足し、その場で使用を終えてしまうリスクがあるのはデメリットです。

歯と歯の間や歯の裏側など、見えづらい部分に対してもブラシを当てる必要があるのは、手動の歯ブラシも電動歯ブラシも同じです。
電動歯ブラシは、清掃効率が優れているがゆえに、見えない部分に気付きにくくなります。

しかし、電動歯ブラシは日々進化を遂げています。
最近では、スマートフォンアプリと連動し、磨き残しの部位を教えてくれるという製品も販売されています。

電動歯ブラシの選び方について

電動歯ブラシを選ぶ際には、まず自身の口のサイズに合っているかをチェックしましょう。

電動歯ブラシは、メーカーによってヘッドの大きさが異なります。
ヘッドが大きいと広い面積を一気に磨けますが、奥歯には届きにくくなります。
一方、小さなヘッドは奥歯などには届きやすいですが、磨く時間は少し長くなります。

どれが自身の口のサイズに合っているか確認するには、普段使用している歯ブラシと同じサイズのものを店舗に持って行き、比較するのが確実です。

また、電動歯ブラシを選ぶ際は、付属ブラシが付いているものを選ぶべきです。

電動歯ブラシの中には、ヘッドの種類を選べる製品があります。
例えばコーヒー汚れなどのステイン用、プラーク除去用や歯茎ケア用など、種類は多彩です。

このようにさまざまなブラシが付属している電動歯ブラシであれば、状況によって使い分けることができます。

電動歯ブラシのメンテナンス方法

電動歯ブラシを使用した後は、ブラシを流水ですすぎ、しっかりと乾燥させます。
ブラシを常に清潔な状態に保つことで、ブラッシングの効果を高めたり、ブラシの劣化を防いだりできます。

もしプラークや食べカスがブラシに付着したままの場合、雑菌やカビが繁殖しやすくなるため、衛生的ではありません。

もちろんブラシ部分だけでなく、ブラシヘッドと本体の継ぎ目、電動歯ブラシ本体の汚れもキレイに落としましょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・電動歯ブラシは電気の動力により、ヘッドが自動で動く歯ブラシ

・歯磨きの効率が良く、手動では届きにくい場所まで磨けるのが電動歯ブラシのメリット

・電動歯ブラシにはイオン効果、舌苔除去効果などを持った多機能な製品も多い

・刺激の強さやコストの高さ、重量などが電動歯ブラシのデメリット

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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