“口内炎”が発症する主な原因について

口内、あるいはその周辺の粘膜で起こる炎症を総称して、“口内炎”といいます。
具体的には、白や黄色の膜で覆われた米粒大の潰瘍であり、一度発症すると、痛みによって食事や会話に影響が出るケースも少なくありません。
ここからは、口内炎を発症する主な原因について解説したいと思います。

栄養不足

皆さんの中には、「野菜を食べないと口内炎ができる」と、親御さんなどから言われた経験のある方もいるでしょう。
こちらは、あながち間違いではありません。

口内炎の代表的な原因は、栄養不足です。
豚レバーやうなぎなどに含まれるビタミンB2の不足は、口内の炎症や唇のひび割れなどに繋がりますし、マグロや牛レバーなどに含まれるビタミンB6が足りないと、口内が細菌の影響を受けやすくなります。

よって、口内炎を防ぐためには、上記の食材を積極的に摂取しなければいけません。

生活習慣の乱れ

口内炎を発症する原因としては、“生活習慣の乱れ”も挙げられます。

口内の粘膜は、繰り返される代謝により、常に新しいものが形成されています。
しかし、仕事などの疲れが溜まったり、睡眠時間が短くなったりすると、徐々に代謝が悪くなり、古い状態からなかなか再生されません。

もっといえば、口内環境に大きな影響を及ぼすビタミンB2は、疲労や体力の消耗、睡眠不足などによって大きく消費されます。
つまり、いくらビタミンB2を摂取しても、生活習慣が乱れていると、その効果を発揮できないということですね。

日々忙しい方は、なかなか生活習慣を正すのが難しいかもしれませんが、適度にリラックスできる時間は確保しなければいけません。

口内の乾燥

口の中が乾くことも、口内炎を発症する原因の1つです。

唾液には、口内を洗い流すことによる抗菌作用の他、粘膜の保護・修復作用などがあります。
よって、分泌量が減少すると、菌が増殖しやすく、なおかつ粘膜が十分に保護されないという、口内炎がもっともできやすい環境にもなりかねません。

ちなみに、唾液の分泌量が減り、口の中が乾きやすくなる主な原因は加齢です。
年齢を重ねると、徐々に唾液腺や咬筋などの機能が低下し、口内が乾燥しやすくなるため、より十分な栄養摂取、生活習慣を心掛けなければいけません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口内炎の主な原因はビタミンB群を始めとする栄養の不足
・疲労の蓄積、睡眠不足なども口内炎を引き起こす原因
・口が乾くと菌が増えやすく、粘膜が十分に保護されない口内環境になる
・口が乾きやすくなる主な原因は加齢による唾液腺、咬筋などの機能低下

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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