虫歯になりやすい人の意外な特徴について解説します

普段の歯磨きが不十分だったり、甘いものばかり食べていたりする方が虫歯になりやすいのは、なんとなく想像できる方も多いでしょう。

しかし、それだけではありません。

実は、虫歯になりやすい方というのは、他にも意外な特徴をいくつか持っているのです。

今回は、その特徴を3つほど解説したいと思います。

食事の回数が多い

虫歯になりやすい方の意外な特徴としては、まず“食事の回数が多い”ということが挙げられます。
これは、お菓子やジュースなどの甘いものだけに限らず、主食にも言えることです。

1日に何度も食事をとると、その分、食べカスが歯に付着する回数も増えますよね。
しかし、その都度歯磨きができるかと言われると、実際は難しい方が多いでしょう。

つまり、食事の回数が多いと、ミュータンス菌の増殖に歯磨きが追い付かず、虫歯ができやすくなってしまうということです。

口呼吸をする癖がある

虫歯になりやすい方の意外な特徴には、“口呼吸をする癖がある”ということも挙げられます。

口呼吸をしている時間が長ければ長いほど、唾液は蒸発しやすくなり、口内は乾燥してしまいます。
唾液には、口内の自浄や抗菌、再石灰化といったさまざまな役割があり、これが不足している場合、なかなか虫歯は防止できません。

よって、口呼吸が多いことを自覚している方は、意識して鼻で呼吸するようにしましょう。
中には、花粉症や慢性鼻炎などにより、鼻があまり通っていないという方もいるでしょう。
そのような場合は、適切な処置を施して、なるべく鼻呼吸できるように努めるべきです。

噛み合わせのバランスが悪い

“噛み合わせのバランスが悪い”というのも、虫歯になりやすい方の意外な特徴と言えるでしょう。

例えば、食事の際に上下の前歯であまり噛めていない場合、本来前歯で負担するはずの噛み合わせの力が、奥歯にかかってしまいます。
すると、通常よりも強い力が奥歯の表面にかかり、エナメル質は破損し、虫歯菌が入りやすくなります。

もちろん、これは奥歯だけに限ったことではありません。
噛み合わせが悪く、すべての歯に均等な負荷がかかっていない場合、虫歯のリスクは高まります。

この記事のおさらい

今回記事のポイントは以下になります。

・食事の回数が多い方は、歯磨きの回数が追い付かず、虫歯になりやすい

・虫歯になりやすい方には、口呼吸をしがちという特徴がある

・鼻づまりなどによって口呼吸せざるを得ない方は、まず鼻の症状改善に努めるべき

・噛み合わせのバランスが悪いと、通常より強い負荷がかかる歯が虫歯になりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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