糖分をたくさん含む食べ物や、歯にくっつきやすいものなどは、虫歯になるリスクを高めてしまいます。
具体的には、チョコレートや飴、キャラメルなどですね。
では、逆に虫歯の予防効果が期待できる食べ物には一体、どのようなものあるでしょうか?
いくつか例を挙げてみましょう。
カルシウムを含む食べ物
歯の大部分を占める“象牙質”は、ほとんどがカルシウムで形成されています。
そして、歯の溶け出したエナメル質部分を自動的に修復し、強い歯に戻してくれる働きを“再石灰化”といいますが、これを促すためにも、カルシウムの摂取が欠かせません。
よって、虫歯を予防したいという方は、普段の食事でカルシウムが豊富に含まれた食べ物を摂取しましょう。
具体的には、以下のものが挙げられます。
・乳製品(牛乳、チーズなど)
・小魚
・大豆
・ひじき
・小松菜 など
ビタミンDを含む食べ物
歯の主な原料であるカルシウムの吸収を助けたり、歯の石灰化の調整をしたりしてくれるのが、ビタミンDです。
特に、カルシウムとビタミンDの関係は密接であり、どれだけ乳製品等でカルシウムを摂取しても、ビタミンDが不足していれば体内には摂取されません。
これは、カルシウムが非常に吸収効率の悪い栄養素であることが理由です。
よって、虫歯予防の効果をより確実なものにするには、以下のようなビタミンDが豊富な食べ物も併せて摂取する必要があります。
・魚(サケ、マグロ、サバなど)
・牛レバー
・バター
・きのこ類 など
ビタミンCを含む食べ物
ビタミンCは、歯のほとんどを形成する組織である象牙質を作る栄養素です。
これが不足していると、弱々しい歯になってしまい、虫歯のリスクは高まるため、以下の食べ物で摂取しましょう。
・みかん
・レモン
・キウイフルーツ
・ブロッコリー
・ピーマン など
ちなみに、喫煙している方は、数本吸うだけで1日に必要なビタミンCを破壊してしまうと言われています。
ビタミンCが欠乏した歯茎はプラークがつきやすく、虫歯の温床となるため、たとえ1日数本程度であっても、喫煙は控えるべきです。
もっといえば、受動喫煙が原因で虫歯のリスクが高まることもあります。
この記事のおさらい
今回記事のポイントは以下になります。
・虫歯を予防するには、歯の再石灰化を促す働きのあるカルシウムが有効
・虫歯予防に効果的なカルシウムの吸収をサポートするのは、ビタミンDが入った食べ物
・ビタミンCが豊富な食べ物には、歯の象牙質を形成する働きがある
・喫煙をしている方はビタミンCが足りず、虫歯になりやすいため注意が必要
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。