虫歯を放置することによって起こる頭痛の原因について

「冷たいものや甘いものが歯に染みる…」「ずっと歯がズキズキする…」
このような状態にもかかわらず、つい放置してしまいがちなのが虫歯です。
ところが、その虫歯を放置していると、口内のトラブルだけでなく、頭痛に繋がることもあります。

今回は、虫歯を放置することで起こる頭痛の原因について解説しましょう。

緊張性頭痛

虫歯の放置によって頭痛が起こる場合、“緊張性頭痛”を発症している場合があります。
これは、頭の周りや首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張するために起こる頭痛です。

一般的には、ストレスや同じ姿勢を取り続けることなどによって発症するものですが、虫歯が原因になることも珍しくありません。

虫歯がある方は、どうしても“片噛み癖”がついてしまいます。
これにより、顎の使い方は不自然になり、筋肉に負担がかかって硬直していきます。
この凝りが後頭部を締め付け、緊張性頭痛を発症させるという仕組みになっているのです。

顎関節症

虫歯の放置によって起こる頭痛の原因としては、“顎関節症”も挙げられます。

緊張性頭痛の説明でも触れたように、虫歯の方はどうしても痛い方の歯を避け、もう片方の歯ばかりでものを咀嚼するようになります。
これによって噛み合わせが悪くなると、顎関節症に繋がるおそれがあります。

顎関節症になると、顎関節周辺の痛みが出たり、口が大きく開かなくなったりするだけでなく、頭やこめかみ、頬のあたりが痛むこともあります。

ちなみに、口を大きく開けたときに、指が縦に3本入らない場合は、顎関節症になっている可能性が高いとされています。

脳静脈血栓症

虫歯の放置によって起こる頭痛の原因には、“脳静脈血栓症”も挙げられます。

これは、脳の静脈に血栓(血のかたまり)が詰まる病気で、脳にむくみが生じ、頭痛や吐き気、意識障害、けいれん発作など、さまざまな症状を引き起こします。
この病気によって起こる頭痛は、刺すような強い痛みであり、耐えられないくらいひどい症状になることも考えられますし、さらに放置し続けた場合、命の保証はありません。

よって、継続する場合は、歯科だけでなく神経内科や内科、脳神経内科などを受診しなければいけないこともあります。

この記事のおさらい

今回記事のポイントは以下になります。

・虫歯を放置すると、筋肉への負担が原因で緊張性頭痛を発症することがある

・虫歯に伴う片噛み癖が顎関節症を発症させ、それが頭痛に繋がることもある

・虫歯の放置で起こる脳静脈血栓症は、強い頭痛や吐き気、意識障害などをもたらす危険な病気

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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