虫歯は歯の痛みや腫れだけでなく、肺炎や心臓病、糖尿病などの病気に繋がる可能性もあるおそろしい症状です。
ですから、日々の暮らしの中で、なるべく虫歯にならないような生活を心掛ける必要があります。
今回は、虫歯ゼロを目指す方のために効果的な予防法を3つ、ご紹介したいと思います。
就寝前の歯磨きを徹底する
虫歯を予防するための効果的な方法といえば、まず、就寝前の歯磨きを徹底することが挙げられます。
寝ている間は、口内の唾液分泌量が少なくなり、虫歯菌が好む環境になってしまいます。
よって、就寝前の歯磨きでできるだけ歯垢を落とし、菌が繁殖しにくい状態にしておかなければいけません。
特に、虫歯になりやすい歯間や、歯と歯茎の間などは、磨き残しのないように気を付けましょう。
ちなみに、“歯は1日3回磨いた方が良い”といわれることもありますが、これは必ずしも正しい考えではありません。
1日3回ダラダラと磨くのであれば、1回で時間をかけて磨く方が、虫歯の予防にはなります。
フッ素配合の歯磨き粉、洗口液を活用する
フッ素配合の歯磨き粉や洗口液を活用することも、虫歯の予防に繋がります。
フッ素には、歯の脱灰を抑制し、再石灰化を促進する効果があるため、予防には欠かせません。
歯科医では、虫歯予防の専門的処置として、フッ素塗布が行われることもあるくらいです。
ちなみに、フッ素は歯磨き粉や洗口液だけでなく、イワシや海藻といった食材にも含まれているため、こちらも積極的に摂取しましょう。
食後にキシリトールを摂取する
虫歯の予防に効果的な方法としては、食後にキシリトールを摂取することも挙げられます。
キシリトールは天然由来の甘味料であり、虫歯の原因となる歯垢、酸を作らないよう働きかける作用があります。
よって、食後にキシリトール配合のガム、タブレット(できるだけキシリトール濃度の高い商品)などを摂取するだけでも、高い予防効果を発揮してくれます。
甘いものばかり食べていると、当然虫歯は発症しやすくなるため、これまでスイーツばかり食べていたという方は、それをキシリトール入りのガム等に置き換えてみましょう。
これは、肥満の予防にもなります。
この記事のおさらい
今回記事のポイントは以下になります。
・就寝前の歯磨きを徹底するのは、もっとも基本的な虫歯の予防法
・フッ素配合の歯磨き粉、洗口液は歯の脱灰を抑制し、再石灰化を促してくれる
・甘い食べ物をキシリトール入りのガムやタブレットに置き換えると、さらに予防効果アップ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
患者様のことを最優先に考えた、オーダーメイドの治療プログラムで対応させて頂きます。